新卒1ヶ月で退職するとどうなる?具体的な現実や再就職の方法など詳しく紹介!
- 入社1ヶ月で退職する割合
- 理由①|労働時間や休日などに関する条件
- 理由②|業務ノルマに追い込まれる
- 理由③|職場の人間関係
- 理由④|思っていた業務内容ではなかった
- 新卒1ヶ月の退職で起こり得る現実
- 世間体の評価は良くない
- 家賃や各種保険などの固定費が大きな負担になる
- 転職活動をおこなう際に突っ込んだ質問をされることも
- 精神的に安定しない
- 退職時はマナーに気をつける
- なるべく「空白期間」をつくらない
- 自己分析・業界分析・将来のビジョンなど細かく研究する
- 転職の軸を決めておく
- 退職をすぐに決断しない
- 【新卒1ヶ月で退職する末路】新卒1ヶ月の退職から正社員なら「第二新卒」として転職活動をおこなおう!
- そもそも第二新卒とは?
- 企業から見る「第二新卒」のポジティブな評価
- 企業から見る「第二新卒」のネガティブな評価
- 上司に連絡・申し出る
- 引き継ぎや貸与物の返却をおこなう
- 重要書類を受け取り退職する
- ポイント①|退職理由の深掘りをおこなう
- ポイント②|自己PRになる部分の棚卸しをおこなう
- ポイント③|転職エージェントを活用する
- ポイント④|企業研究を深くおこなう
- IT業界
- コンサルティング業界
- 人材業界
- 広告業界
- 【新卒1ヶ月で退職する末路】こんな人にはなるな!第二新卒で転職を失敗する人の特徴
- 物事を他責に考えてしまう
- 転職の軸がない
- 将来のビジョンを持っていない
「新卒から1ヶ月程度しか経っていないけど、辞めたい…」
上記のようなお悩みを抱えていませんか?
さまざまなことが原因で、新卒にも関わらず辞めたいと思う瞬間は誰にでもあることでしょう。
しかし、すぐに退職を決断してしまうと、取り返しがつかないといったことがあるかもしれません。
そこで今回は、新卒1ヶ月で退職した場合の現実や再就職について紹介します。
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高校卒業後、某大手靴販売店にて靴・アパレルの販売を経験。 3年間働き、アメリカへ語学留学。2年目に現地のカレッジに入学し、経営学とマーケティングを専攻。 1年後に興味のあったスペイン語を学びに、南米コロンビアに10ヶ月間留学。 帰国後、エージェントからの紹介で2017年3月に不動産ベンチャーに入社。 投資用のアパート、マンションの買取再販の営業やいくつかの新規事業の立ち上げに携わり、2018年の5月より開始した人材紹介事業が軌道に乗り、法人化するタイミングで転籍。 その後、大阪支社の責任者として大阪へ赴任して支社の立ち上げに従事し、2020年7月末で退職。 2020年8月に株式会社Revengersを設立。これまで約3000人以上の方のキャリア相談に乗る。
【新卒1ヶ月で退職する末路】結論:新卒1ヶ月で退職しても再就職はできる!
新卒1ヶ月で退職しても、再就職はできます。
なぜなら、新卒で退職したものの、年齢的にはまだまだ若いからです。
企業は若い労働者を欲しています。
理由として、以下のことが挙げられます。
-
若い人材は体力がある
-
上手く育てれば、将来を担う存在になる可能性がある
-
固まった固定概念が少ない
上記のように、新卒1ヶ月で退職しても再就職するチャンスはあります。
また、新卒入社した企業を早期退職する人も多いようです。
2020年に厚生労働省が調査した結果によると、新卒で入社した人物が3年以内に退職してしまう割合は、約30%というデータが出ています。
このデータを細かく見ていくと、1年以内に退職した割合は約11%です。
このことから、新卒で入社した企業を早期退職する人材は、少なくないことが分かります。よって、新卒1ヶ月で退職を考えていても、悲観することはありません。
入社1ヶ月で退職する割合
新卒で入社1ヶ月で退職する割合は、高卒で約3%、大卒で1%強とされています。
新卒で入社1ヶ月で退職する理由としては、以下のようなものが挙げられます。
新卒で入社1ヶ月で退職する理由
- 仕事内容や職場の雰囲気とイメージが違った
- 仕事の量や難易度が想像以上に高かった
- 人間関係になじめなかった
- 給与や待遇に不満があった
- 志望していた業界や職種と違った
上記のように、自分が思っていた内容とギャップがあることから早期退職につながるケースがほとんどです。
しかし、新卒で入社1ヶ月で退職する場合、次の転職で不利になる可能性があります。
そのため、退職を決断する前に以下の点について慎重に検討しましょう。
退職を決断する前に検討すること
- 退職の理由が本当に正しいのか
- 退職してから何をしたいのか
- 次の転職で何がアピールできるのか
上記の点を踏まえて、新卒1ヶ月での退職を考えるべきです。
新卒で入社1ヶ月で退職することは、決して悪いことではありません。
しかし、退職を決断する前に、しっかりと考えた上で、後悔のない選択をすることが大切です。
【新卒1ヶ月で退職する末路】新卒1ヶ月で退職してしまう理由
新卒1ヶ月で退職してしまう理由は、さまざまです。
しかし、短期退職とはいえ、特別な理由で退職するわけではありません。
そこでここでは、新卒1ヶ月で退職してしまう理由を紹介します。
新卒でありながらも退職を考えている方、早期退職にネガティブなイメージを持っている方など、ぜひご覧ください。
理由①|労働時間や休日などに関する条件
新卒1ヶ月で退職してしまう理由として、労働時間や休日に関する条件の乖離が挙げられます。
今まで残業を自らおこない残業代をもらうという考えがありましたが、最近の若年層は自分の時間を大切にする人が増えています。
このことから、残業代よりもプライベートの時間の方が重要視されており、仕事の影響でプライベートの時間が損なわれることで退職につながることが多いようです。
また、休日出勤がある企業も敬遠されるといったことも。
よって、労働時間や休日に関する条件に乖離が生まれる企業には、新卒で入社してきても早期退職につながる可能性が高まることでしょう。
理由②|業務ノルマに追い込まれる
業務ノルマに追われる毎日を過ごすことも、早期退職につながりやすいといえるでしょう。ノルマを課されることで、数字と戦いながら仕事する日々が始まります。
そのため、数字に追われる毎日から心身ともに疲弊してしまい、退職する可能性が高まってしまいます。また、ノルマを達成しても、さらに高いノルマを課されることも。
与えられたノルマが達成できたのにも関わらず、高いノルマを課されることで従業員のモチベーションが低下することでしょう。
ノルマの設定が程よい環境に、身を置くことが大切です。
理由③|職場の人間関係
職場の人間関係が理由で、早期退職する新卒社員も多いようです。
学校では、自分の好きな人たちと関わって生活することが可能ですが、職場になるとそうともいきません。
企業などの職場では、さまざまな従業員と連携しながら業務をこなしていく必要があります。
その際に、好き嫌いでコミュニケーションを取ってしまうと、円滑に業務が進まないことでしょう。
しかし、職場の人間関係を我慢し続けると、精神的に大きな負担がかかります。
精神的に負担がかかると、「職場に行きたくない」と感じたりストレスがかかったりするなど、さまざまな影響が与えられます。
よって、退職の原因として、職場の人間関係は大きく影響しています。
理由④|思っていた業務内容ではなかった
新卒1ヶ月での退職で、業務内容の相違が原因として挙げられます。
業界や企業の分析を行ったのにも関わらず、実際に入社して業務内容が思っていたものと異なるケースは珍しくありません。
特に、新卒の場合は企業の内情を知るためにも、重要ではない業務内容を任せられる可能性が高いです。
例えば、「戦略についての業務をしたいためにマーケティング会社へ入社したのにも関わらず、最初は営業職を任せられた」、といったことがあります。
新卒のうちは企業の内情を知らないため、営業職からスタートすることが多いですが、希望職種との相違から退職につながるというわけです。
新卒1ヶ月の退職で起こり得る現実
新卒1ヶ月で退職してしまうと、どのような印象を抱かれるのでしょうか?結論から話すと、起業からはあまりいい印象は持たれません。
実際に、どのような印象を持たれているのでしょうか?ここでは、新卒1ヶ月の退職でもたらされる現実を紹介します。
新卒1ヶ月で退職を考えている方は、ここでどのような現実が待っているかを理解し、今後の行動を考えてみてください。
世間体の評価は良くない
新卒1ヶ月で退職してしまうと、世間体の評価はよくありません。
なぜなら、「会社を1ヶ月で辞めた」というレッテルが貼られるからです。
ここでいう「世間」とは、採用担当者を指します。
採用担当者は、自社に長く勤めてくれる人材を求めています。
そのため、採用担当者が転職候補者の採用を考える際に、職務期間を重視してしまうのです。
このことから、新卒1ヶ月で退職してしまうと、「この人材は、同じように早期退職してしまうのでは?」という風に見られてしまいます。
このように見られてしまうと転職が不利になってしまうので、新卒1ヶ月で退職を考えている方は注意しましょう。
家賃や各種保険などの固定費が大きな負担になる
新卒1ヶ月で退職してしまうと、家賃や各種保険などの固定費が大きな負担になります。
企業を退職しても、家賃や各種保険は支払わなければなりません。
特に、各種保険は企業を退職すると、社会保険から外れます。しかし、企業に勤めていなくても保険を支払う義務があります。
健康保険や年金は月に1〜2万円程度支払わなければならないので、収入がない立場の人間からすると大きな負担になるでしょう。
早期退職を考えている際は、バイトをおこなったり副業の収入を増やしたりするなど、収入の確保が必要不可欠です。
転職活動をおこなう際に突っ込んだ質問をされることも
新卒1ヶ月で早期退職してしまうと、転職活動をおこなった際に突っ込んだ質問をされる可能性が高いでしょう。
なぜなら、採用担当者は「なぜ早期退職したのか?」といった内容を知りたいため、必然的に突っ込んだ質問になるからです。
早期退職の際に転職活動でよく聞かれる質問は、以下の通り。
-
「なぜ、1ヶ月で退職したのですか?」
-
「職場でコミュニケーションを取っていましたか?」
-
「職場での人間関係はいかがでしたか?」
上記のような質問をされることが多く、ネガティブな内容が多数を占めます。
ネガティブな質問は答えにくい内容であることが多いので、早期退職に関する答えはあらかじめ用意しておきましょう。
精神的に安定しない
新卒1ヶ月で退職してしまうと、精神的に安定しないでしょう。
なぜなら、収入や新たな仕事、世間からの見られ方など、さまざまな原因が絡んでくるからです。
例えば、収入面でいうと、新卒間もない状態で退職してしまうと収入が安定しません。
特に、一人暮らしで収入面が安定しないと、今後の生活が厳しくなってきます。
生活のためにお金のことを考え続けてしまうと、精神的に不安定になりやすく、心身ともに崩してしまうかもしれません。
そのため、新卒1ヶ月で退職を考えている際は、アルバイト先をあらかじめ決めておくか、一人暮らしをしている方は実家に移るなどをして、収入面で精神的に不安定にならないようにしましょう。
【新卒1ヶ月で退職する末路】早期退職から再就職で注意しておきたいポイント
早期退職から再就職をするにあたって、注意しておきたいポイントが存在します。
ここで紹介する注意ポイントを押さえることで、再就職するまでスムーズに行動できる可能性が高まるでしょう。
ポイント自体難しいものではないので、早期退職を考えている方は必ず押さえるようにしましょう。
退職時はマナーに気をつける
早期退職でも、退職時のマナーには気をつけましょう。
これからかかわることがない企業といえ、退職マナーがなっていないと社会人としてふさわしくないからです。
企業によって異なりますが、退職を申し出る際は退職したい月の1ヶ月前にあらかじめ伝える場合が多いようです。
その際は、上司や部長に伝えるようにして、退職までの引き継ぎや流れを理解しておく必要があります。
どんなことがあっても、退職を決めた当日から欠勤するようなことは避けましょう。
退職する人材とはいえ、企業側は給与を支払っています。
給与を支払っているのにも関わらず、出勤しないことは職務放棄と何ら変わりないので、退職する日までは責任をもって業務をやり遂げましょう。
なるべく「空白期間」をつくらない
新卒1ヶ月で退職してから再就職を目指したい場合は、「空白期間」を作らないようにしましょう。
空白期間とは、企業を退職してから空く期間のことを指し、空白期間が長ければ長いほど採用担当者が不信を抱きやすくなるからです。
早期退職をしてから収入面を確保するためにアルバイトに取り組む人も多いでしょう。
しかし、アルバイトでの生活を楽に感じてしまうとなかなか抜け出せなくなり、気づいたら1、2年経ってしまったということも珍しくありません。
そのため、アルバイトをしながらも転職活動を同時に進めることで、採用担当者が不信感を与えることなくスムーズに再就職が可能です。
自己分析・業界分析・将来のビジョンなど細かく研究する
新卒1ヶ月で退職するような早期退職者には、自己分析や将来のビジョンなどを細かく研究することが必要不可欠です。
なぜなら、職務経歴がほぼない早期退職者と複数年企業で働いた人では、採用担当者側からの見え方が全く異なるからです。
転職は全ての社会人が対象であり、職歴や学歴などでフィルターがかかることはほぼありません。
そのため、企業で長く働いていた人材や特徴的なスキルがある人材の方が、採用担当者にとって欲しいと思える人材といえるでしょう。
これらを踏まえた上で新卒1ヶ月で退職した早期退職者が戦える要素は、自己分析や将来のビジョンをどれだけ明確にしているかどうかがカギになります。
自分のことを明確にしておくことで、面接時の回答で納得感が出るように伝えられます。
採用担当者は候補者に対して深掘りをしてくるので、あらかじめ自己分析や将来のビジョンなどは細かくおこなっておきましょう。
転職の軸を決めておく
転職活動をする上で、転職の軸は必要不可欠です。
なぜなら、転職の軸を決めておくことで、転職活動のスピード感が大きく変わるからです。
転職の軸と言われてもピンとこない方は、以下の例を参考にしてみてください。
-
自分がやりたいこと(職種や業界など)
-
自分が楽しいと思えること
-
自分が得意に感じること
-
自分がやりがいに感じること
-
自分がしたくないこと(自分が「これだけはしたくない」ということをフィルターにかけて、該当しない企業を探す)
上記の軸を明確にすることで、膨大な企業選びから少しでもスムーズになることでしょう。転職の軸を定める際に、給与や企業規模などで決めることは好ましくありません。
なぜなら、給与や企業規模だけで決めてしまうと、実際に面接時の質問で中身のある回答がしにくくなるからです。当然、採用担当者に刺さりにくい受け答えになり、選考の通過率も低くなるでしょう。
自分が譲れない軸を定め転職活動をおこなうことが、再就職への近道です。
退職をすぐに決断しない
新卒1ヶ月で退職したいと感じていても、すぐに退職を決断することはリスクが伴います。
次の就職先が決まっているのであれば問題ありませんが、就職先が決まっていないのであればさまざまな問題が降りかかってくるからです。
具体的なリスクは、以下の通り。
-
家賃や光熱費などの月額の固定が支払えなくなる
-
収入先がなくなる
-
精神的な安定の欠如
上記のようなリスクが伴う可能性があるので、退職をすぐに決断することは避けましょう。
また、新卒1ヶ月目で退職を考えている場合は、自分が属している上司や同僚に相談することをおすすめします。
自分だけの考えで行動してしまうと周りが見えていない可能性が高いので、第三者の意見を聴きながら行動に移すことで、後悔が少ない選択ができるでしょう。
【新卒1ヶ月で退職する末路】新卒1ヶ月の退職から正社員なら「第二新卒」として転職活動をおこなおう!
新卒1ヶ月の退職から正社員を目指すことは可能です。
新卒1ヶ月で退職すると「第二新卒」という扱いになり、転職活動で有利に働くことがあります。
しかし、世間体では早期退職した人材という認識なので、場合によってはマイナスに働くこともあるでしょう。
そこでここでは、第二新卒のことや企業側から映る第二新卒のメリット・デメリットについて紹介します。
そもそも第二新卒とは?
第二新卒は、大学を卒業しながらも就職せず数年後に転職する方を指します。
また、新卒として就職したのにも関わらず、退職して職についていない方のことも第二新卒と呼ぶこともあるようです。
第二新卒は新卒と異なり社会人経験があるので、若い年齢でありながら業務経験やスキル、対人経験などが豊富であるでしょう。
しかし、第二新卒では早期退職している人材が多いので、面接時に自分のスキルや経験を魅力的に伝えることが、転職成功のカギとなります。
企業から見る「第二新卒」のポジティブな評価
マイナスなイメージを持たれる第二新卒ですが、企業側からするとポジティブな評価もあります。
第二新卒のポジティブな評価を把握することで、実際に転職活動する時に自信を持って行動に移せるでしょう。
企業側が第二新卒にポジティブに捉えている部分を押さえて、企業の求めている部分に合うようにしていきましょう。
評価①|若年層として見られている
企業側からすると第二新卒は、若年層として見られます。
第二新卒は新卒から2〜6年ほど経った人材のことを指すことが多いので、企業側からすると将来を担ってくれる人材に映るからです。
また、若年層は人件費のコストが30〜40代に比べて抑えられるので、会社規模を拡大する際にも必要とされています。
30〜40代に比べてスキルや経験がない分、体力やフレッシュさを企業にもたらしてくれることが期待されるので、どの企業も欲している人材といえるでしょう。
評価②|仕事への意欲が高く見られていることも
第二新卒にあたる人材は、仕事への意欲が高く見られていることがあります。
なぜなら、思っていた業務内容に乖離が生まれ早期退職しており、次の転職で自分に合った職に就きたいという思いが強いからです。
そのため、実際に入社しても業務に打ち込める人材が多く、企業に好影響をもたらしてくれる可能性が高いでしょう。
また、第二新卒は仕事への姿勢が貪欲という面もあります。
仕事に対する疑問や効果的な業務の進め方など、仕事を熱心におこなう人材が多いでしょう。
評価③|職歴が浅いことから社風に影響されにくい
第二新卒は職歴が浅いことから、社風に影響されにくいという面があります。
社風は従業員が働く上で、大きく影響される部分です。
社風が合わないと居心地が悪く感じたり業務に集中できなかったりするなど、従業員にとって悪影響をもたらす可能性があります。
しかし、第二新卒は社風の善し悪しが固まっている人材が少ないので、社風に影響されることは少ないといえるでしょう。
企業から見る「第二新卒」のネガティブな評価
先ほどは、第二新卒のポジティブな面を紹介しましたが、企業によってはネガティブにとらえるところもあるようです。
社会人経験があるとはいえ、早期退職をしている人材なので、あまりいいイメージを持っていないのかもしれません。
ここでは、第二新卒のネガティブな評価を紹介します。
良いイメージがある第二新卒ですが、ネガティブなイメージも合わせて理解しておきましょう。
過去に企業を退職しているという事実
若い第二新卒とはいえ、企業側からすると「退職している」事実が残っています。
第二新卒は早期退職している人材が多いので、「また早期退職してしまうのでは?」という疑問を抱えてしまうでしょう。
新卒1ヶ月で退職したような早期退職の疑問を抱えさせないようにするためにも、応募する企業で働く意欲を見せましょう。
伝えるべき具体的な内容は、以下の通りです。
-
応募企業の事業内容について
-
応募職種で実現したいこと
-
将来のビジョン(応募企業で達成できそうなビジョン)
上記のポイントを押さえることで、採用担当者に働く意欲を伝えられるでしょう。
特に、「応募企業で成し遂げたいこと」「将来のビジョン」などを明確に伝えると、「自社で長い期間働いてくれそう」というイメージを植え付けられます。
しかし、未来のことについて深掘る時には、「なぜそれをしたいのか?」「どのようになりたいのか?」などを明確にすることが大切です。
業務経験・スキルが不足している可能性が高い
新卒1ヶ月で退職している人材は。
業務経験やスキルが不足している可能性があります。
なぜなら、1ヶ月しか業務に携わっていないので、幅広い業務に携わっていないからです。
第二新卒とはいえ、企業側からすると「中途採用」扱いとなります。
そのため、新卒と同じように扱うことはなく、未経験とはいえすぐに活躍できるような人材を求めていることが多いです。
そのため、ある程度業務経験がある候補者の方が魅力的に見えるので、新卒1ヶ月で退職した人材はどうしてもネガティブに見えてしまいます。
よって、業務経験やスキルが不足している新卒1ヶ月で退職する人材は、再就職でネガティブなイメージをもたれやすいでしょう。
【新卒1ヶ月で退職する末路】新卒1ヶ月で退職する流れ
新卒1ヶ月で退職する際には、正しいステップを踏みながらおこなうことが重要です。
ここからは、新卒1ヶ月で退職する流れについて詳しく紹介します。
上司に連絡・申し出る
企業を退職する流れの一つとして、まず上司に連絡・申し出ることが重要です。
上司に退職の意思を伝えることで、退職手続きの開始や引き継ぎの準備など、退職後の流れがスムーズに進みます。
上司に退職の意思を伝える際には、以下の点に注意しましょう。
上司に退職の意思を伝える際の注意点
- 退職の意思は、退職希望日の1.5~2ヶ月前を目安に伝える
- 退職理由は、正直に伝える
- 退職後も円満に関係を継続できるように、感謝の気持ちを伝える
上記の点を踏まえながら、以下のような流れで進めましょう。
上司に退職の意思を伝える際の流れ
- 上司に退職相談のアポイントを取る
- 退職の意思を伝える
- 上司と退職日を調整する
- 退職手続きに関する説明を受ける
上記のように上司へ退職の意思を伝えることは、退職する上で重要なステップです。
上記のポイントを押さえて、円満に退職手続きを進めましょう。
また、上司に退職の意思を伝える際は、メールや電話ではなく、直接会って伝えるのが一般的です。
直接会い、上司の表情や声色から退職の意思を伝えるようにしましょう。
引き継ぎや貸与物の返却をおこなう
企業を退職する流れの一つとして、引き継ぎや貸与物の返却をおこなうことも重要です。
引き継ぎをしっかりと行うことで、後任が円滑に業務を始めることができます。
また、貸与物の返却を忘れずに行うことで、トラブルを防ぐことができます。
引き継ぎは、退職日の1ヶ月~2週間前を目安に開始するのが一般的です。
引き継ぎを行う際には、以下の点に注意しましょう。
引き継ぎを行う際の注意点
- 引き継ぎ資料を作成しておく
- 引き継ぎのスケジュールを立てておく
- 引き継ぎの相手と頻繁にコミュニケーションをとる
上記のポイントを押さえることで、引き継ぎがスムーズにおこなえます。
しかし、新卒1ヶ月での退職では何も引き継ぐものがないケースも。
その際は、使用していたものなどを返却し、その企業が支障をきたさないように対処することが重要です。
重要書類を受け取り退職する
企業を退職する流れの一つとして、退職する際に重要書類の受け取りも忘れないようにしましょう。
重要書類には、以下のようなものがあります。
重要書類
- 退職証明書
- 源泉徴収票
- 雇用保険被保険者離職証明書
- 健康保険資格喪失証明書
- 厚生年金被保険者離職証明書
これらの書類は、退職後の手続きや権利行使に必要となるため、必ず受け取っておきましょう。
次の企業で活用したり税金周りでの手続きで必要になったりするので、必ず保管することが重要です。
【新卒1ヶ月で退職する末路】新卒1ヶ月で退職しても転職を成功させるポイント
新卒1ヶ月で退職しても、転職を成功させる方法はあります。
「早期退職だから…」「社会に馴染めないから…」と感じている方は、ここで紹介するポイントを押さえて転職活動をおこないましょう。
特別難しいことではないので、少しずつ行動に移していくことをおすすめします。
ポイント①|退職理由の深掘りをおこなう
早期退職で転職活動をおこなう場合、退職理由の深掘りは必要不可欠でしょう。
なぜなら、採用担当者からすると、「なぜ早い段階で退職したのか?」という部分を明確にしたいからです。
採用担当者は、採用した人材が入社してから早いタイミングで退職されることを避けようとします。そのため、新卒1ヶ月で退職した理由の深掘りをし、「この候補者が、自社に入社しても早期退職しないか?」という部分を見極めています。
また、新卒1ヶ月で退職した理由を深掘りする際は、以下のポイントを押さえましょう。
-
退職理由
-
将来のビジョン
-
これまで取り組んでいた業務内容・意識していたこと
上記のポイントを押さえて退職理由を深掘りすることで、採用担当者が納得しやすい回答ができるでしょう。
「面接で退職理由を聞かれたら?転職の理由を回答するときのポイントとは」でも退職理由についての回答方法にふれていますので、合わせて参考にしてみてください。
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ポイント②|自己PRになる部分の棚卸しをおこなう
新卒1ヶ月ですと大きな実績がないため、自己PRになる部分を棚卸しする必要があります。なぜなら、実績がない分、人物面を採用担当者にアピールしなければならないからです。
自己PRとして棚卸しすべきポイントは、以下を確認してみてください。
-
コミュニケーション能力
-
協調性
-
課題解決力
-
論理的思考
-
行動力
上記のポイントを確認することで、面接時に自己PRを魅力的に伝えられます。自己PRを棚卸しする際に気をつけておきたい点として、自己PRとともに裏付ける根拠を用意しましょう。
具体的な考え方は、以下の通りです。
「私は、協調性があります。
なぜなら、仲間の様子を確認しながら、何が最適なのかを考えながら行動できるからです。
具体的には、(過去の経験)。
よって、私は協調性を活かして、御社でも活躍したいと考えています。」
結論→理由→具体例→;再結論の流れで回答することで、納得度が増す内容となります。
結論→理由→具体例→再結論の流れになるように自己PRを棚卸しすることで、面接の準備をスムーズにおこなうことが可能です。
ポイント③|転職エージェントを活用する
新卒1ヶ月で退職した際に再就職を目指す場合、転職エージェントを活用することもよいでしょう。
なぜなら、転職エージェントの方たちは転職活動をサポートするプロフェッショナルだからです。
自分一人で転職活動をおこなっていると、どうしても「死角」になる部分が出てきます。
そのような問題を防ぐためにも、第三者目線として転職エージェントを活用することで、転職活動をスムーズに進めることが可能です。
また、転職エージェントに相談する際は、希望業界や自分がやりたいことなど細かく条件を伝えるようにしましょう。
細かく伝えることで候補者に合わせた求人を提示してくれるので、転職エージェントを活用する際はしっかりと伝えるようにしましょう。
ポイント④|企業研究を深くおこなう
転職を成功させるポイントとして、企業研究を深くおこなうことが重要です。
企業研究をおこなうことで、将来的に自分が働く姿を想像できるからです。
企業研究を深くおこなわないと、自分が希望する企業へ入社してもギャップを受ける可能性があります。
ギャップを受けてしまうと長く働けなかったり、働いても上手く馴染めなかったりするでしょう。
このように、自分に合った企業で働くためにも、企業研究は深くおこなうようにしましょう。
【新卒1ヶ月で退職する末路】第二新卒で転職する時におすすめの業界・職種
新卒1ヶ月で退職してしまったら、次の転職先を探さなければなりません。
その際に、業界を吟味することでスムーズに転職できる可能性が高まります。
そこで、ここからは第二新卒でおすすめの業界について紹介します。
IT業界
IT業界は、近年急成長を続けている業界です。
そのため、人材不足が深刻化しており、未経験者でも転職しやすい環境が整っています。
第二新卒でIT業界に転職するメリットとしては、以下のようなものが挙げられます。
第二新卒でIT業界に転職するメリット
- 未経験者でも転職しやすい
- 年収や福利厚生などの待遇面がよい
- スキルアップやキャリアアップの機会が多い
上記のように、IT業界は未経験でもチャレンジしやすい環境です。
また、IT業界の職種としては、以下のようなものが挙げられます。
IT業界の職種
- システムエンジニア(SE)
- プログラマー
- ネットワークエンジニア
- セキュリティエンジニア
- データサイエンティスト
これらの職種は、いずれもITに関する知識やスキルが求められます。
しかし、未経験者でも研修制度やOJTなどを通じて、IT業界で活躍できるチャンスがあるでしょう。
コンサルティング業界
コンサルティング業界は、企業や組織の課題を解決するために、経営戦略や業務改善などを提案する業界です。
近年、企業の競争が激化していることから、コンサルティングの需要が高まっています。
また、コンサルティング業界は、年収や福利厚生など、待遇面でも魅力的な業界です。
実力次第では、若くても高収入が得られる可能性も。
また、第二新卒でコンサルティング業界に転職するメリットとしては、以下のようなものが挙げられます。
第二新卒でコンサルティング業界に転職するメリット
- 若くして高収入が得られる
- 年収や福利厚生などの待遇面がよい
- 自分の力でクライアントの成長を促せる
上記のように、コンサルティング業界には実力次第で自己成長が期待できる環境が整っています。
また、コンサルティング業界の職種としては、以下のようなものが挙げられます。
コンサルティング業界の職種
- 戦略コンサルタント
- 業務改革コンサルタント
- ITコンサルタント
- 財務コンサルタント
- 人事コンサルタント
これらの職種は、いずれも高いビジネススキルやコンサルティングスキルが求められます。
しかし、コンサルティング業界へ転職することで、キャリアアップを目指していく際に上記のような職種へジョブチェンジできるでしょう。
人材業界
人材業界は、企業と求職者のマッチングを行う業界です。
近年、少子高齢化や働き方改革の進展により人材のニーズが高まっており、人手不足から第二新卒で転職しやすい環境が整っています。
人材業界の職種としては、以下のようなものが挙げられます。
人材業界の職種
- 人材紹介営業
- 人材コンサルタント
- 人材採用担当
- 人材研修担当
これらの職種は、いずれもコミュニケーション能力や営業力、マネジメントスキルが求められます。
しかし、丁寧に教えてくれる企業は多数存在しているので、人材業界が未経験でも安心してチャレンジできるでしょう。
広告業界
広告業界は、企業や商品・サービスの認知度や売上を向上させるために、広告を企画・制作・配信する業界です。
近年、インターネットやSNSの普及により広告の需要が高まっており、第二新卒で転職しやすい環境が整っています。
また、広告業界は、クリエイティブな仕事が多く、やりがいを感じやすい業界です。
広告業界の職種としては、以下のようなものが挙げられます。
広告業界の職種
- 営業
- 企画
- クリエイティブ
- メディアプランニング
これらの職種は、いずれもコミュニケーション能力や企画力、プレゼンテーションスキル、デザインスキルなどが求められます。
しかし、未経験者でも研修制度やOJTなどを通じて、広告業界のビジネスマンとして活躍できるでしょう。
【新卒1ヶ月で退職する末路】こんな人にはなるな!第二新卒で転職を失敗する人の特徴
第二新卒で転職を考えていても、転職を失敗する特徴に該当してしまうと思うように転職活動が進みません。
そこで、ここからは転職活動が失敗する人の特徴について紹介します。
物事を他責に考えてしまう
物事を他責に考えてしまう人は、採用担当者からマイナスの印象を持たれ、転職を失敗する可能性が高くなります。
物事を他責に考えてしまう人は、以下のような特徴があります。
物事を他責に考えてしまう人の特徴
- 失敗の原因を他人や環境のせいにする
- 自分の責任を認めず、反省することが少ない
- 他人の意見を素直に聞き入れられない
また、これらの特徴を持つ人は、転職において以下のようなデメリットがあります。
転職において以下のようなデメリット
- 面接でマイナスの印象を与えてしまう
- 入社後も失敗を繰り返す
- 人間関係にトラブルを起こしやすい
上記のように転職を成功させるためには、物事を他責に考えてしまう癖を直すことが大切です。
また、物事を他責にしてしまうと、実際に仕事をおこなう際にもマイナスに影響してしまうので、他責に考えることはやめましょう。
転職の軸がない
転職において、採用担当者は、応募者の転職の軸や目的を重視しています。
そのため、転職の軸がない人は、採用担当者からマイナスの印象を持たれ、転職を失敗する可能性が高くなります。
転職の軸がない人には、以下のような特徴があります。
転職の軸がない人の特徴
- 漠然と「もっと良い会社に行きたい」と思っている
- 給与や福利厚生などの条件だけで企業を選んでいる
- 具体的な仕事内容やキャリアプランが描けない
上記のように、転職の軸がないと表面的な理想しか描けていない状態となってしまっているでしょう。
その上、面接官にも魅力的に映らず、転職の失敗が続いてしまうリスクが伴います。
将来のビジョンを持っていない
転職において、採用担当者は、応募者の将来のビジョンや成長意欲を重視しています。
そのため、将来のビジョンを持っていない人は、採用担当者からマイナスの印象を持たれ、転職を失敗する可能性が高くなるでしょう。
将来のビジョンを持っていない人には、以下のような特徴があります。
将来のビジョンを持っていない人の特徴
- 入社後に何をしたいのか、具体的なイメージがない
- キャリアアップやスキルアップに対する意欲が低い
- 仕事に対する熱意やモチベーションが感じられない
また、これらの特徴を持つ人は転職において以下のようなデメリットがあります。
デメリット
- 面接で採用担当者に自分の意欲や成長意欲をアピールできない
- 入社後に仕事にやりがいを感じず、早期退職する可能性が高い
- 転職を成功させるためには、将来のビジョンを持つことが大切です。
上記のように将来のビジョンを持っていないと、転職においてかなりのリスクが付きまとうので、転職活動をおこなう前に大枠のキャリアビジョンを持つようにしましょう。
まとめ
今回は、新卒1ヶ月で退職することでの現実に関して紹介しました。
当記事で押さえておきたいポイントは、以下の通りです。
-
新卒1ヶ月で退職しても「第二新卒」として再就職できる
-
第二新卒とはいえ世間体の評価はあまり良くないもの考える
-
第二新卒から再就職を目指す場合、自己分析は怠らない
新卒1ヶ月で退職してしまうと、どうしてもマイナスなイメージがついてしまいます。
しかし、第二新卒という立場を活かして、再就職につなげられる行動をしてみてください。
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