高卒フリーターでも就職できる?高卒フリーターの就活におけるポイント・注意点を解説!
高卒フリーターだけど正社員になりたいという方に、高卒フリーターの就職事情や就活の際の注意点、成功させるためのポイントについて解説します。
大卒にくらべれば、高卒フリーターは正社員になりにくいのが実情です。しかし、自分の適性を見極め、希望する業界や企業をよくリサーチすれば、フリーターから正社員になる事は難しいことではありません。
前向きな気持ちと意欲があることが、就職活動の際のポイントです。
また、高卒フリーターにお勧めの業界についてもご紹介していますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
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高校卒業後、某大手靴販売店にて靴・アパレルの販売を経験。 3年間働き、アメリカへ語学留学。2年目に現地のカレッジに入学し、経営学とマーケティングを専攻。 1年後に興味のあったスペイン語を学びに、南米コロンビアに10ヶ月間留学。 帰国後、エージェントからの紹介で2017年3月に不動産ベンチャーに入社。 投資用のアパート、マンションの買取再販の営業やいくつかの新規事業の立ち上げに携わり、2018年の5月より開始した人材紹介事業が軌道に乗り、法人化するタイミングで転籍。 その後、大阪支社の責任者として大阪へ赴任して支社の立ち上げに従事し、2020年7月末で退職。 2020年8月に株式会社Revengersを設立。これまで約3000人以上の方のキャリア相談に乗る。
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高卒フリーターの就職事情
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高卒でフリーターになると就職が難しいのでは、と考えられがちですが、実際のところはどうなのか、就職に関する詳しいデータを紹介します。
結論としては、やはり大卒・大学院卒に比べると正社員になれる確率は下がります。また、正社員とフリーターでは、年を取るほど得られる賃金に大きな差が出てきます。そもそもフリーターとは?
フリーターの定義については、厚生労働省が統計上、以下のように定義をしています。
- 15~34歳で、男性は卒業者、女性は卒業者で未婚であること
- 働いている形態が「パート」又は「アルバイト」完全失業者のうち探している仕事の形態が「パート・アルバイト」
- 家事や通学をしていない者で希望する仕事の形態が「パート・アルバイト」
(参考:厚生労働省「平成24年 雇用政策研究会 第1回資料|フリーター・ニートの推移」)
この定義によると、結婚してパートやアルバイトとして働いている女性はフリーターには含まれないことになります。
日本では、社会の慣例上、結婚や出産により一度退職してパートやアルバイトになる女性が多いためでしょう。
ただし、フリーターの定義は法律で画一的に決められているわけではなく、文脈や時代によっても変化する可能性があります。高卒のフリーター経験割合は?
独立行政法人労働政策研究・研修機構のデータによれば、高卒の男性がアルバイト・パートになる確率は33.1%、女性は38.1%です。
とりあえずパート・アルバイトとして就職して、そのままの労働条件で長期にわたって働き、フリーターになるという高卒の方も少なくないでしょう。学歴別の離学直後の状況【男女別】
高卒 専門・短大・高専卒 大卒・大学院卒 正社員・公務員 53.4% 67.0% 80.9% 46.3% 62.4% 81.6% アルバイト・ パート 33.1% 17.3% 7.5% 38.1% 19.7% 7.7% 契約・派遣等 3.4% 5.0% 3.8% 6.1% 7.9% 5.3% 自営・家業 4.2% 2.2% 1.0% 2.0% 2.1% 1.4% 失業 4.2% 6.7% 6.7% 5.4% 7.3% 3.7% 無職・その他 1.7% 1.7% 0.1% 2.0% 0.6% 0.3% (参考:労働政策研究・研修機構「大都市の若者の就業行動と意識の変容」)
※青字が男性・赤字が女性の割合です。このように、高卒の男性が正社員になる確率は53.4%、女性は46.3%であるのに対し、大学・大学院卒は男性80.9%、女性81.6%と、正社員になる割合には大きな差があります。
高卒フリーターと正社員の収入の違い
厚生労働省の資料によれば、男性正社員の全年齢平均賃金は35万円、女性28万円であるのに対し、正社員以外の雇用形態の男性は24万円、女性は20万円と、大きな差があります。
年齢階級 男性 女性 正社員 正社員以外 正社員 正社員以外 全年齢平均 35万円 24万円 27万円 20万円 ~19歳 19万円 17万円 18万円 17万円 20~24 22万円 19万円 22万円 18万円 25~29 26万円 21万円 24万円 20万円 30~34 30万円 22万円 26万円 20万円 35~39 33万円 23万円 27万円 20万円 40~44 36万円 23万円 29万円 20万円 45~49 39万円 24万円 29万円 20万円 50~54 42万円 25万円 31万円 20万円 55~59 43万円 24万円 31万円 19万円 60~64 35万円 27万円 27万円 20万円 65~69 31万円 24万円 27万円 19万円 70~ 29万円 22万円 25万円 18万円 (参考:厚生労働省「令和3年賃金構造基本統計調査」)
※千円単位は四捨五入高卒が就職する年齢である10代のころは、正社員と正社員以外の収入の差は大きくありませんが、年齢が上がっていくにつれて正社員とフリーターの収入格差は広がっていき、50代男性になると17万円~19万円もの差がついています。
女性は、結婚や出産を機に一度退職したり、非正規雇用になったりするケースが多いため、男性ほどは格差がありませんが、50代女性では11~12万円ほどの収入差がついています。
このように、正社員の特に男性は年齢層と賃金が比例していますが、フリーターは年代が上がってもほとんど収入が伸びていません。企業は高卒フリーターに対してどう思っている?
実は、企業側は高卒フリーターを重要な戦力だと思っています。
なぜなら、世の中は少子高齢化で人手不足なので、積極的に働きたいという意思がある若者は、高卒・大卒問わずにどんどん採用したいと思っているからです。
体力が必要な仕事や、ITに強いといった特性がある場合は特に歓迎されるでしょう。
しかし、企業側は「フリーターであるということは、採用してもすぐにまた辞めてしまうのでは」とも思いがちです。
フリーターは「努力を続けられないのではないか」「目標に向かって努力することができないのではないか」との印象を持たれやすいのです。
そのため、選考においては正社員を目指している理由や今後のキャリアビジョンに関して、なるべく具体的にはっきりと伝えられるようにすることが重要です。
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高卒フリーターの就活を成功させるポイント
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高卒フリーターとして就職活動するのであれば、押さえておきたいポイントを紹介します。現在は人手不足なので、高卒フリーターであっても、職種や希望によっては正社員になれる可能性も高く、がんばれば報われるでしょう。前向きな気持ちで就職活動を行いましょう。
若さを強みにする
フリーターをしていても、まだ高校を卒業して時間がたっていない10代~20代の頃であれば、正社員にジャンプアップできる可能性は高いです。
若ければ若いほど有利なので、思い立ったら積極的にチャレンジしましょう。
20代までの若者はポテンシャル採用も多いのが特徴です。ポテンシャル採用とは、経験や技能ではなく、人柄や素質など、その人が持っている潜在的な能力に期待して採用することです。
即戦力としてではなく、数年後の活躍を見込んで採用するので、主に新卒や第二新卒がターゲットですが、20代までならポテンシャル採用の対象となる事があります。
なるべくフレッシュな印象を持たれるようにしましょう。「高卒」「フリーター」になった理由を説明できるようにする
面接時に、高卒でフリーターになった理由を聞かれますが、その際、なるべくポジティブに答えられるようにして、高卒フリーターに対して企業が持つネガティブなイメージを払しょくすることが大切です。
高卒でフリーターになった理由は様々ですが、必ずしも明るい理由ではないことも多いでしょう。
しかし、面接でネガティブな発言をしてしまうと、暗い印象を与えてしまいます。
かといって、嘘をつくのも良くありません。面接担当者は沢山の人間に接しているので、嘘をついているのが分かる場合も多いのです。
高卒に関しては「経済的な理由から大学に行けなかった」「具体的な目標を達成するために大学に行く暇がなかった」など、嘘をつかない範囲でなるべくポジティブな理由をえましょう。
フリーターに関しては「なんとなくフリーターになってしまったが、とても後悔している」「今は〇〇の資格を取ろうと勉強している」など、前向きなところや、成長したところをみせると良いでしょう。正社員登用制度を利用するのもアリ
パート・アルバイトや契約社員として就職しても、正社員登用制度がある企業ならば、成果次第で正社員になれる可能性があります。採用のハードルが低いため、フリーターとして働いていても無理なく正社員を狙える方法です。
正社員登用制度とは、製造業や飲食業などに多い採用方法で、パート・アルバイトや契約社員として現場で働き、適性や勤務態度などを見極めて正社員に登用します。昨今は人手不足により、正社員登用される可能性は非常に高くなっています。
また、1つの企業だけで就職しようと考えるのではなく、パート・アルバイトとしてスキル・知識を身につけて転職でステップアップしていく方法もあります。自身の強みが生かせる業種を選ぶ
非正規のフリーターを続けていると、仕事に自信がもてなくなるケースがありますが、自己分析をして自分の適性や強みを理解しつつ、あわせて業界分析をすることで、仕事の選択肢を増やすとともに、自信をもって就職活動に挑むことができます。
例えば、一口に営業職と言っても、積極的に新しい企業を訪ねて開拓していく新規営業がメインの場合もあれば、既存顧客とじっくりと付き合うことをメインとする営業もあります。性格的に「じっくり長く特定の人と付き合うのが得意」で、「自分は飛び込み営業はできないから」と営業職を避けてしまっている場合、業界をよく調べて、特定の人と長く付き合う営業職であれば合う可能性があります。
ただし、あまりに条件を絞りすぎると選択肢が少なくなるため注意が必要です。
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高卒フリーターの就活における注意点
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高卒フリーターの就職活動において、注意点や避けたほうが良いことをご紹介します。
高卒フリーターでは焦ってしまうこともあるかもしれないが、今は就職の選択肢は豊富にあります。焦らず長く働ける仕事場を探すことをお勧めします。離職率が高い業界・企業は避ける
離職率が高い業界や企業は常に人手不足のため、正社員就職しやすい企業が多いのですが、離職率が高いと自分自身もすぐに転職を迫られる可能性があります。
早期に退職して転職を繰り返すと採用担当者からの印象が悪く、就職が難しくなってきます。
また、ブラック企業に転職して、その現場で嫌な思いをしてしまうと、最悪の場合体調をくずしてしまったり、働くことにネガティブなイメージがついてしまったりするというデメリットもあります。
フリーター経験者だからこそ、失敗せず長く働けるよう、離職率がなるべく低い企業を選ぶことが重要です。本当に未経験者を受け入れる求人か確認する
企業の中には「未経験歓迎」といっておきながらも「歓迎する条件」として、一定の経験や技能、スキルを同時に公表している場合があります。
そうした企業は、本音としては経験者を採用したがっているので、同じ時期に経験者が応募してきた場合は、経験者を優先する可能性が高いでしょう。
平等にチャンスをもらえなくては、高卒フリーターから就職を成功させることが難しくなるため、条件が付いている場合は避けたほうが良いでしょう。本当に正社員としての採用か確認する
一般的には、求人情報の上では正社員のことを「期間の定めのない雇用」と記載するのが通常です。
これは「契約期間に終わりを定めず、企業・労働者共に問題なければそのまま働き続けられる」という契約方法です。
しかしながら、正社員と非正規雇用については、法律に定められているわけではないので、期間の定めがなくともパートやアルバイトというケースも存在します。
「無期社員制度」などと、あいまいな表現で募集をかけている場合、正社員ではない可能性があるため注意が必要です。できるだけ早期に就活を始める
正社員雇用を目指して就職活動をするうえでは、履歴書上ではフリーターは無職と同様の扱いを受けてしまいます。
そして、無職期間が長いほど、採用担当者の印象が悪くなります。
また、年齢が上がるほど即戦力を求められるようになるため、高卒未経験での就職が難しくなっていきます。
アルバイトやパートで経験を積み、正社員登用制度を利用するなどして正社員になる方法はありますが、若ければ若いほどチャンスが多く、また新しい職場にもなじみやすくなりますので、思い立ったらできるだけ早く就活を始めることをお勧めします。
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高卒フリーターの就職におすすめの業界・業種4選
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高卒フリーターでも正社員になりやすい仕事について、それぞれの業界の特徴や高卒フリーターにとっての魅力、注意点などを解説します。基本的には、人手不足で今後も高い需要が見込まれる業種や、体力のある者が歓迎される業種、IT系など勢いのある業種がおすすめです。
接客サービス系
サービス業種は、基本的に高いコミュニケーション能力が求められる半面、学歴や職歴が不問でポテンシャル採用の求人が多いことも特徴です。
人と接することが好きで細かい気配りができる人なら適性があり、フリーターだった時の接客経験も活きるでしょう。
また、店舗の商品やサービスについての知識が求められるので、例えばアパレルやアクセサリーなど、自分の興味のある店舗に就職することで、楽しくかつ長く仕事ができるでしょう。
人と接する仕事は、どうしてもロボットやITでは代わりがきかない部分があるので、今後も需要が先細りにならない点も魅力です。介護・福祉系
介護・福祉系の仕事は、少子高齢化で高齢者人口が増える中、体力のある若者が減っているので、慢性的な人手不足で需要は今後も高まっていくと考えられる業界です。
介護の仕事は、無資格から施設で働くことができ、働きながら国家資格である介護福祉士を取得することもできます。
資格が得られれば、就職の条件や就労時間などにも融通が利くようになり、仕事をしながら趣味や家族と過ごす時間を大切にする生活スタイルも可能です。
体力勝負の面もありますが、全国どこでも就職先があり、スキル・経験があれば転退職もしやすい業種です。IT系
IT系は需要が高いにもかかわらず人手が足りていない業界の一つで、エンジニアとして、スマホアプリや企業向けのシステムの作成、作ったアプリやシステムの保守・アップテート・運用などを行います。
学歴不問・未経験OKの求人も多く、興味と適性があれば高卒や文系であっても採用してくれます。
年齢や経験ではなく、実力・成果で判断してくれる会社が多い上、今後はコロナ禍や人手不足を補うためにますます需要が高まっていくと想定されます。
また、業界として成長期にあり勢いがあるので、社長や社員の思考に柔軟性があり、リモートワークや時差出勤などもしやすい仕事です。建設系
昔から即戦力採用の実力主義の会社が多いことで有名な業界です。
深刻な人手不足の会社が多いため、適性があれば高卒フリーターも正社員になることは難しくないでしょう。
建設系というと大工や現場作業員を想像しがちですが、現場管理の仕事や、設計コンサルタント、建物の安全性をテストする検査の仕事など、現場で働く以外にも様々な仕事があります。
企業によっては、働きながら資格を取ることを推奨しているケースもあります。
日本では、高度経済成長期に作った建造物が取り壊しやメンテナンスの必要に迫られており、建設系の仕事の需要は今後も高まると予想されます。
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高卒フリーターはいつまで続けても大丈夫?
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高卒フリーターを続ける場合、どのくらいの期間を目安に就職を検討すればいいのでしょうか。高卒フリーターを漠然と続け、将来の可能性が狭まってしまう前に、フリーターをいつまで続けるのか具体的な期間を考えておきましょう。
フリーターは3年以内といわれている
高校や大学などの学校を卒業後、正社員とならなかった人(アルバイトやパートをするフリーターも含む)は、卒業から3年間は「既卒」と呼ばれます。
企業によっては、新卒枠、中途採用枠に加え、既卒枠を設けている場合があるほか、卒業から3年間は新卒枠として応募を可能としている企業もあります。よって、高校卒業後3年間は就職しやすい期間といえます。
フリーターの期間は、長いほど「なぜ進学や就職をしなかったのか」「正社員としてやっていけるのか」といった印象を持たれやすくなります。
高校を卒業したばかりでフリーターになった人は、早いうちから正社員を目指すことで、フリーター期間が長引いてしまったときよりも有利に就職活動を進められるでしょう。年齢が高くなるほど就職は難しくなる
高卒フリーターの採用を行なう企業が重視するポイントの一つが、年齢です。高卒フリーターの場合、採用されやすいボーダーラインは20代までとされており、30歳以上になると就職のハードルが上がります。
また、総務省統計局ではフリーターを15歳~34歳までと定義しており、35歳以上のフリーターは高齢フリーターと呼ばれることもあります。
実績やスキルのない未経験者を採用する企業は、若くポテンシャルのある人材を社内で育成する目的で採用するケースが多いため、年齢が高くなるほど就職は難しくなるでしょう。若さがアピールポイントになるうちに就職するのがおすすめ
高卒フリーターで就職を迷っている場合は若さをアピールできるうちに就職し、少しでも早く正社員の経験を積むのがおすすめです。
もし、30代以上の高卒フリーターの方で就職活動がうまくいかず悩んでいるなら、正社員に比べて採用のハードルが低い派遣社員で経験を積み、職歴やスキルを作ってから就職を目指すのもよいでしょう。
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高卒フリーターが就職する方法
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高卒フリーターの就職方法には、大きく分けて以下のような方法があります。自分のペースで無理なく就職活動できる方法を選びましょう。
求人サイトから応募する
就職や転職向けの求人情報が掲載されたサイトから、気になる求人に応募する方法です。条件別に求人を絞り込めるため、どのような求人情報があるのか広く探したいときに活用できます。
就職に向けて応募先を絞り込んでいく際は、未経験者の応募が可能で、学歴を問わない求人情報を探しましょう。高卒フリーター向けの求人情報が豊富な求人サイトなら、選択肢が広がり、就職のチャンスも多くなります。アルバイト先に就職する
いま勤めているアルバイト先で正社員を目指すのも一つの手です。アルバイト先に正社登用制度があるなら話がスムーズですが、ない場合でもあきらめる必要はありません。正社員登用制度がない企業でも、正社員登用の実績がある企業は多くあります。
アルバイトとして真面目に働いており、人柄や能力が見込まれていれば、正社員登用の可能性はぐっと高まるでしょう。
現在のアルバイト先で正社員になれる可能性が低い場合は、正社員登用制度のあるアルバイト先を新たに探すのも一つの方法です。ハローワークから応募する
ハローワークは厚生労働省が管轄する公的な就職支援サービスのことで、全国に事業所が存在します。各事業所には、周辺の企業から求人情報が寄せられており、ハローワークの紹介を通じて応募が可能です。
ハローワークは無料で利用可能でき、掲載する企業も無料で募集することができるため、求人数が多い点がメリットです。ハローワークでは求人の紹介だけでなく、職業訓練や面接対策などさまざまな就職支援も受けられます。就職活動に不安があれば最寄りの事業所で相談しましょう。
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高卒フリーターにおすすめの業種・職種
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高卒フリーターから就職する際は、採用されやすい業種・職種を選びましょう。特別なスキルや資格を必要とせず、未経験からでも仕事を習得できる業界なら、高卒フリーターでも採用してもらえる可能性が高まります。
ここからは、高卒フリーターにおすすめの業種・職種を紹介します。サービス業
サービス業はコミュニケーション能力が重視される接客中心の業種です。人との会話に抵抗がなく、相手への配慮ができる人なら活躍できる可能性があります。
学歴不問で資格がなくても就職を目指せるため、フリーター期間に接客経験がある方はアピールもしやすいでしょう。
雑貨やアパレル、飲食など、仕事の分野が幅広く、自分に合った分野を選びやすい点もポイントです。自分が興味のあるサービス業を選べば仕事と向き合いやすく、働きながら仕事への理解を深められるでしょう。IT業界
IT業界は、常に人材不足という問題を抱えており、人材確保が課題の一つです。よって未経験者や高卒フリーターでも正社員を目指しやすい業種です。必要な専門知識や技術などは、入社後に行なう研修制度で習得できるケースが多い傾向があります。
IT業界は実力が重視されることが多く、学歴によって評価が左右されにくい傾向があります。入社後しっかりと実力をつければ評価されやすい業界といえるでしょう。また、すでにプログラミングやWeb開発など実用的な知識・スキルを持っている方であれば、即戦力として採用されやすいはずです。運送業
運送業は未経験歓迎や学歴不問の求人が多く、高卒フリーターでも就職を目指しやすい業種です。
運送業には配送や運送、引越しのほか、バス運転手やタクシー運転手なども含まれ、募集職種の多くはドライバー業務です。
応募する職種に応じて各種運転免許が必須ですが、シフト制を採用する企業が多く、プライベートと仕事のスケジュールを調整しやすい特長があります。福祉・介護職
福祉・介護職は、近年のニーズの高まりにより未経験・学歴不問で就職しやすい業種です。専門知識やスキルを持たない高卒フリーターでも、経験を積みながら資格取得やキャリアアップを目指せます。
賃金や待遇面が良くないイメージを持たれがちですが、近年では見直しが進められているため、長く安定して働きたい方も検討してみるとよいでしょう。体力や強いメンタルが必要とされますが、大きなやりがいも得られます。営業職
営業職は、商品やサービスの魅力を伝え、購入や契約につなげることがおもな仕事です。実力が重視されやすい業種で、学歴や資格は不問の企業が多いため、営業未経験の高卒フリーターでも採用のチャンスは多いでしょう。
仕事を通じてコミュニケーションスキルやプレゼンテーション能力、ビジネスマナーを習得でき、社会人としてのスキルを高められます。
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高卒フリーターで就職に成功する人と失敗する人の違い
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同じ高卒フリーターでも、就職に成功する人と失敗する人がいます。両者にはどのような違いがあるのでしょうか。
成功する人
就職に成功する人には、以下のような特徴があります。
- コミュニケーションスキルがある
- 不採用になっても気にしない
- 企業の規模に固執しない
- 就職活動をする目的意識がはっきりしている
- 主体的な行動力がある
自然な話し方で会話のキャッチボールがうまくでき、前向きに就職活動に取り組める人は、社会においても重宝されます。強い意志と目標を持って自ら行動できるタイプの人も、就職を成功させやすいでしょう。
失敗する人
逆に就職に失敗してしまう人には、以下のような傾向があります。
- 周りと自身を比較する
- こだわりが強い
- 焦り、不安、不満などのマイナスな感情が強い
- 準備を疎かにしている
周囲に流され、自身の考えが固まらないまま就職活動を進めていると、主体性のなさが見破られやすく、就職活動が難航する可能性があります。
また、こだわりやマイナスな感情が強く、視野が狭くなると、柔軟な判断が難しくなります。そうした影響が話し方や人柄に出れば、面接で採用担当者に良い印象を与えられません。
働く意思や意欲を伝え、自分の長所をアピールするためには、成功しやすい人の考え方を取り入れ、準備や対策を万全に整えることが大切です。高卒フリーターは良い会社に就職できる?
正直なところ、何も戦略を立てずに現状のフリーター生活を続けても、闇雲に就職してどこかで正社員として働いても、まともな収入を得ることは出来ません。
高卒フリーターで将来的にある程度の収入を得るには、何らかのコネがない場合、
経験を積んでそれなりの収入が得られる会社で働く 歩合制の会社で業績を上げる 経験を積んで独立して稼ぐというイメージです。
とにかく何も出来ない高卒フリーターが高収入を得るのはかなり無謀なので、少しずつ経験を積んでいくことが重要です。
などはいずれも平均年収が400万円前後となっているため、将来的に年収400万円の壁を超えるのは難しくないでしょう。
未経験で受かる仕事でスキルを磨く
営業職はもちろんエンジニアやプログラマは業界全体が人手不足のため、今なら未経験から飛び込むことが可能です。
条件としてはあまりよくない可能性もありますが、就職して働けば確実にスキルアップはできるので、数年スキルを磨いてその後不満があれば更に条件の良い会社に転職すれば良いです。
高卒フリーターがある程度収入の高い会社に就職する方法をまとめると、
未経験でも採用される可能性があるIT職や営業職の会社に就職する いったん雇ってもらえる会社に就職してスキルを磨く 収入面などで不満があればその後更に高収入が見込める会社に就職- 営業職(業種による)
などです。
これらは業界のいずれも平均年収200~300万と低いため、スキルを磨いて転職しても高収入になることは困難です。独立するしかほぼ道はありません。
逆に、
エンジニア プログラマ 建築関連という2つの道について解説します。
ちなみに営業力に自信がある人は「歩合制の会社で業績を上げる」という道も良いと思います。住宅営業や車の営業は高卒でも比較的簡単に就職することは可能です。
高卒から一社目で良い会社に入るのは困難
高卒でそれなりの収入が得られる会社に就職する方法ですが、まず最初にお伝えしておきたいのは、
「年収は勤める会社で大半が決まる」
ということです。
どんなに優秀な人でも従業員の平均年収が200万で、そのうち高卒者の最高年収が300万であれば年収は200万、どんなに頑張っても300万円を超えることは出来ません。
高収入の会社員はほぼ漏れなく収入が良い会社に勤めているだけで、決して個人の能力が極めて高いから特別に高い年収をもらっているわけではありません。
東洋経済が毎年まとめている記事によると平均年収が最も高い会社はキーエンスという制御機器のメーカーで、平均年収1861万となっているようです。国内企業とは思えないほどの高年収ですね。
逆に東洋経済のデータベース(約3000社)の中で最も平均年収が低いのはトスネットという宮城県の会社で、253万円となっています。
こういった会社に勤めてしまうとどう頑張っても年収250万(月給20万程度・ボーナスなし)程度で生涯終わってしまいます。
「年収は会社で大半が決まる」
というのはどうしようもない現実で、少しでも高い年収を得たければ良い会社に勤める以外に方法がありません。
ただ、何のスキルも持っておらず、最終学歴が高卒の底辺人材では、高い年収が見込める良い会社に就職するのは非常に困難です。
つまり高卒フリーターが就職しても
「一社目で高収入の会社に入るのは困難である」
ということです。
これは高卒者に限らず、偏差値の高い大学でしっかり勉強してきた人以外の大卒者も同じ頃が言えるでしょう。
いったん就職してスキルアップする
一社目で高収入の会社に入るのは困難ですが、スキルを磨いて仕事ができるようになれば転職によって飛躍的に収入を上げることは可能です。
高卒、未経験から高収入の会社で採用されるのは困難ですが、高卒でも経験者であればそれが可能です。
ただここで重要になるのは、ある程度の収入が見込める職種、業種を選ぶことです。
どんなにスキル、経験を積んでもそもそも業種、職種によっては低収入を余儀なくされる可能性があります。
具体的な例を挙げると、
介護職 薄利多売の小売、飲食 保育士 美容師の3つしかないと考えます。
1つ目は単純に最終的に良い会社に就職して働くという道。これは上述した通りですぐに達成できるものではありませんが、一番堅実で叶いやすい方法だと思います。
2つ目は自動車や住宅、保険の営業マンとして働いて業績を上げるというもの。
ゴリゴリの営業職は学歴よりも圧倒的に業績が大事で、最低限の常識があれば中卒で入社して高学歴の大卒者よりも収入を得ることが可能です。
実際に僕の友人にも高卒から転職してハウスメーカーに入社し、20代半ばで年収400万程度になっていました。
※地方の水準としては比較的高い方です。3つ目は経験を積んで独立して稼ぐというもの。
会社で勤めるとどうしても年収の上限が決まってくるため、平均的に見て同年代の大卒者より収入を得ることが難しいです。
しかし独立してしまえばこれも完全に歩合で収入が決まるため、事業が成功すれば同年代よりも何倍もの収入を得ることが可能です。
この中で僕が推奨するのは①と③の道で、
経験を積んでそれなりの収入が得られる会社で働く 経験を積んで独立して稼ぐ
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まとめ:高卒フリーターでもしっかり準備をすれば正社員採用は十分可能!
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高卒フリーターが就職できる業種・職種は多く存在します。フリーターを続けることに不安があるなら、若さがアピールできる早いうちに就職活動を始めましょう。就職成功に向けて準備や対策を整えることができれば、高卒フリーターでも正社員採用のチャンスは十分にあります。
いきなりの応募・面接が不安な方は、正社員登用制度のあるアルバイト先を探して、自分のペースで正社員を目指してはいかがでしょうか。正社員登用制度のあるアルバイト先を探す際は、仕事情報が豊富なバイトルをぜひチェックしてください。
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