高卒からの転職で役立つ8つの資格について、資格ごとに活かしやすい職種や選び方、取得前に確認したい求人条件、今までの経験と資格を組み合わせて転職先を広げる考え方を具体的に解説します。
「高卒で転職活動をしているけれど、書類選考になかなか通らない」「資格もスキルもないから、何か取ったほうがいい?」と悩んでいる方もいるでしょう。
結論から言うと、資格は高卒からの転職でプラス材料になります。ただし、「取りやすそうだから」という理由だけで選ぶのはおすすめできません。
MOSなら事務職、宅地建物取引士なら不動産、介護職員初任者研修なら介護職、日商簿記なら経理など、資格によって活かしやすい仕事は異なります。
転職まで半年しかないのに、希望職種と関係のない資格取得に半年使ってしまえば、時間をかけても応募できる求人が変わらない可能性があります。
この記事では、高卒の転職に役立つ8つの資格と、資格を取る前に確認したい選び方を解説します。
Revengersでは、高卒からの転職や資格選びについて相談できます。何の資格を取ればいいかわからなくても大丈夫です。
高卒の転職では「資格を取ること」より仕事につながるかが重要
高卒から転職するとき、資格は知識やスキルを示す材料になります。
ただし、資格を持っているだけで転職が成功するわけではありません。重要なのは、目指す職種と資格がつながっていることです。
たとえば事務職ならMOS、不動産なら宅地建物取引士、経理なら日商簿記など、職種によって評価されやすい資格は異なります。
一方、営業職を目指しているのに仕事内容とほとんど関係のない資格へ時間を使っても、選考で評価されない場合があります。
資格を選ぶときは、
- 目指す仕事で使えるか
- 求人の応募条件にあるか
- 資格手当があるか
- 入社後のキャリアにつながるか
を確認しましょう。
「取れそうな資格」ではなく、行きたい仕事から逆算して資格を選ぶことが大切です。
この記事でわかること
この記事では、次のことがわかります。
- 高卒の転職に役立つ8つの資格
- 資格ごとに活かしやすい職種
- 転職先から逆算した資格の選び方
- 資格取得で失敗しやすいパターン
- 資格がなくても転職を始める方法
特に大切なのは、「資格がない=転職できない」と考えないことです。
たとえば高卒で飲食店に5年間勤務している人なら、接客、新人教育、売上管理、クレーム対応、店舗運営などを経験している可能性があります。
こうした経験は、営業や販売など別の仕事でも活かせます。
そのため、まずは「資格がない」と考えるのではなく、今までの経験と目指したい仕事を整理しましょう。
そのうえで、不足している部分だけ資格で補うと、取得する目的が明確になります。
高卒の転職で資格取得に失敗する原因は「何となく役立ちそう」で選ぶこと
転職活動がうまくいかないと、「資格を取れば通りやすくなる」と考えることがあります。
しかし、資格取得そのものが目的になると、転職まで遠回りする可能性があります。
たとえば職種が決まっていない状態で、「パソコンを使いそうだからMOS」「お金に詳しくなれそうだからFP」と決めても、その資格を評価する求人へ応募しなければ転職にはつながりません。
注意したいのは、
- 知名度だけで選ぶ
- 難易度だけで選ぶ
- 取得後の仕事を考えていない
- 求人票を見ずに勉強を始める
- 資格を取るまで応募しない
といったケースです。
半年勉強して資格を取っても、希望職種で評価されなければ状況は変わりません。
資格を取る前に、求人を10件程度見て「必須」「歓迎」「資格手当あり」など、企業が実際にどう評価しているか確認しましょう。
高卒の転職におすすめの資格8選
1.MOS
Word、Excel、PowerPointなどMicrosoft Office製品の操作スキルを証明する資格です。
事務職や営業職など、PCを使う仕事を目指したい人に向いています。
2.宅地建物取引士
不動産取引に関する国家資格です。
不動産営業や不動産事務を目指す人に向いており、資格保有者にしかできない業務もあります。
3.秘書検定
ビジネスマナーや一般常識などを学べる資格です。
秘書だけでなく、事務や受付などでも学んだ内容を活かせます。
4.介護職員初任者研修
介護の基本知識や技術を学ぶ研修です。
介護職への転職を考えている人に向いており、働きながらさらに上位資格を目指すこともできます。
5.FP技能士
保険、税金、資産形成など、お金に関する知識を扱う資格です。
金融、保険、不動産などで知識を活かせる可能性があります。
6.通関士
輸出入に関する通関業務を扱う国家資格です。
通関業者、物流、商社など貿易関連の仕事を目指したい人の候補になります。
7.ITパスポート
IT、経営、マネジメントなどの基礎知識を問う国家試験です。
IT業界だけでなく、営業や事務など幅広い仕事で基礎知識を活かせます。
8.日商簿記
企業のお金の流れや会計を学ぶ資格です。
経理や財務との相性がよく、営業や事務でも数字を扱う知識として活かせます。
資格は「目指す仕事・期間・活かし方」で比較する
資格を選ぶときは、まず何の仕事をしたいかを考えます。
事務ならMOSや簿記、不動産なら宅建、介護なら介護職員初任者研修というように、職種から逆算しましょう。
次に取得までの期間を考えます。
半年後に転職したいのに、長期間の勉強が必要な資格だけに集中すると、転職そのものが遅れる可能性があります。
最後に、求人を見て、
- 応募条件
- 資格手当
- 仕事内容
- 研修
- 取得後のキャリア
を確認します。
資格が「歓迎」であれば、取得前から応募できる求人もあります。
資格取得と転職活動を必ず順番に行う必要はありません。
高卒から資格を活かして転職する3ステップ
まず、今までの経験を整理します。
販売職なら接客、売上管理、在庫管理、新人指導などを書き出しましょう。
次に、今の経験を活かせる職種を3つ程度選びます。
たとえば接客経験があるなら、営業、不動産、美容など複数の候補を比較できます。
最後に、それぞれの求人を見て不足しているものを確認します。
事務職の求人を複数見てExcelスキルを求める会社が多ければMOS、不動産営業で宅建保有者を歓迎する求人が多ければ宅建というように、求人から資格を決めます。
すでに経験だけで応募できる求人があるなら、資格取得前から転職活動を始めても構いません。
資格→仕事ではなく、仕事→資格の順番で考えることがポイントです。
Revengersでは、希望する仕事から逆算して、資格が必要かどうかも一緒に整理できます。
高卒でも経験と資格を組み合わせれば転職先を広げられる
たとえば、高卒で18歳から販売職として5年間働き、23歳で事務職への転職を考えているケースを考えてみましょう。
「事務経験がないから難しい」と感じるかもしれませんが、仕事を整理すると、
- 売上入力
- 在庫管理
- 電話対応
- お客様対応
- 新人への業務説明
など、事務でも活かせる経験が見つかる場合があります。
さらにExcelに不安があるなら、MOSの学習でPCスキルを補うこともできます。
つまり、
販売5年の実務経験+PCスキル
という形でアピール材料を増やせます。
資格だけで未経験を埋めるのではなく、すでに持っている経験と組み合わせることが重要です。
資格取得だけを続けると転職するタイミングを逃すことがある
「もうひとつ資格を取ってから応募しよう」と考えているうちに、転職活動が1年、2年と遅れることがあります。
たとえば24歳で転職を考え、半年かけて資格を取り、さらに別の資格へ半年使えば25歳になります。
資格は増えても、実務経験や職種が変わっていなければ、本来の目的であるキャリア変更は進んでいません。
もちろん、希望職種に必須の資格なら時間をかける意味があります。
しかし資格なしでも応募できる仕事なら、勉強と転職活動を同時に進めることも可能です。
書類選考に通らない原因も、資格ではなく、応募先とのミスマッチや職務経歴の伝え方にあるかもしれません。
資格取得を始める前に、本当に資格が足りないのか確認することが重要です。
Revengersなら「何の資格を取るか」より先にキャリアを整理できる
資格情報だけなら、資格サイトでも調べられます。
しかし、「自分はどの資格を取るべきか」を判断するには、現在の経験や目指す仕事まで整理する必要があります。
Revengersでは、高卒という学歴だけではなく、
- これまでの仕事
- 持っているスキル
- 希望する収入
- 働き方
- 興味のある職種
などからキャリアを考えます。
「書類選考に通らない」「何か資格を取ったほうがいい気がする」「事務と営業のどちらが向いているかわからない」という段階でも相談できます。
必要なのは、資格を増やすことではありません。
目指す仕事に対して、今何が足りていて、何が足りないのかを知ることです。
Revengersでは、高卒からの転職や資格選びについて相談できます。取得する資格が決まっていなくても大丈夫です。
まとめ|高卒の転職では資格を取る前に目指す仕事を決めよう
高卒からの転職では、MOS、宅地建物取引士、秘書検定、介護職員初任者研修、FP技能士、通関士、ITパスポート、日商簿記などが選択肢になります。
ただし、すべての資格が全員におすすめなわけではありません。
事務ならMOSや簿記、不動産なら宅建、介護なら介護職員初任者研修というように、目指す仕事によって必要性は変わります。
資格取得をゴールにせず、今までの経験と組み合わせて使うことが大切です。
まず仕事を決め、そこから必要な資格を逆算しましょう。