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2024.10.13

新卒で入社した会社を半年で退職して大丈夫なのか?転職に向けての動き方も解説

高卒

新卒で入社して半年も経つと社内のいろいろな部分が見えてきます。

仕事の進め方や社内の雰囲気、反りが合う人や全く合わない人など、感じ方は人それぞれです。

そんな中で「自分はこの会社に合っていないのではないか」「想像していた仕事と全く異なる仕事だったからつまらない」と感じている人は少なくありません。

結果として、毎年新卒入社から半年後の退職者の割合は多い傾向にあります。

本記事では新卒入社してから半年後に、退職を考えている人に向けて退職しても大丈夫なのか、その後の動き方はどうなるのかなどを解説していきます。

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飯田将広

詳しいプロフィール

高校卒業後、某大手靴販売店にて靴・アパレルの販売を経験。 3年間働き、アメリカへ語学留学。2年目に現地のカレッジに入学し、経営学とマーケティングを専攻。 1年後に興味のあったスペイン語を学びに、南米コロンビアに10ヶ月間留学。 帰国後、エージェントからの紹介で2017年3月に不動産ベンチャーに入社。 投資用のアパート、マンションの買取再販の営業やいくつかの新規事業の立ち上げに携わり、2018年の5月より開始した人材紹介事業が軌道に乗り、法人化するタイミングで転籍。 その後、大阪支社の責任者として大阪へ赴任して支社の立ち上げに従事し、2020年7月末で退職。 2020年8月に株式会社Revengersを設立。これまで約3000人以上の方のキャリア相談に乗る。

新卒入社した会社を半年で退職することは可能か

結論からお伝えすると、新卒入社した会社でも半年で退職することは可能です。

法律で半年間は就業しなければいけない決まりなどもないため、労働者は会社と相談していつでも退職することができます。

厚生労働省が公表している「新規学卒就職者の離職状況(令和2年3月卒業者)を公表します」によれば、令和2年度における就職後3年以内の離職率は、新規高卒就職者37.0%、新規大卒就職者32.3%と3割以上の新卒入社が3年以内に離職しています。

会社へのギャップや人間関係、残業時間など転職につながる理由はさまざまですが、半年で退職を考えている人はあなただけではありません。

半年で退職は「第二新卒」扱いになる

半年で新卒した会社を退職すると、転職市場では「第二新卒」扱いになります。

第二新卒の定義は、新卒で入社した会社を3年以内に退職した人材です。

主に大卒から3年以内に離職した人であるため、25歳前後の人材がほとんどであると考えられます。

なお、企業によっては第二新卒を積極的に採用しています。

企業側が第二新卒採用をする理由は主に二つあります。

一つは若さや情熱を重視するポテンシャル採用を行っているパターン。

そしてもう一つが社会経験をある程度経験した人材を採用することで教育コストを削減するために第二新卒採用をしているパターンです。

新卒から半年で退職した志望者側は、一般的な中途採用枠での転職だとキャリアのある人材にスキルや専門性の面で太刀打ちできないケースもあります。

しかし、第二新卒採用を積極的に取り入れている会社への転職なら、新たなキャリアを積んでいける可能性は十分にあるのです。

企業が第二新卒を採用する理由

企業が半年で退職した第二新卒を採用する理由は以下の3つです。

半年で退職した第二新卒を採用する理由

第二新卒を採用する理由

・教育コストを抑えられる

・新しい仕事に対して積極的だから

・仕事の飲み込みが早いから

第二新卒だと就職した企業をすぐに退職しているため、転職活動では不利なのではと思う方も多いでしょう。

しかし、実際は問題なく転職が可能です。

第二新卒だからこそ、新卒よりも転職活動を有利に進められる場合もあります。

ここでは、企業が第二新卒を採用する3つの理由をそれぞれ詳しく解説します。

企業が第二新卒を採用する理由を押さえ、どのようなことを期待されているのかを知りましょう。

教育コストを抑えられる

企業が第二新卒を採用するのは、教育コストを抑えられるからです。

第二新卒は、すでに新卒で入社した企業でビジネスマナーや電話対応など、社会人としての基本を教わっています。

そのため、転職先での教育コストを抑えることが可能です。

実際、マイナビの調査では第二新卒を積極的に採用したいという企業の声が集まっています。

出典|マイナビ転職 中途採用状況調査/2016年2月調べ

企業が積極的に第二新卒を採用したいと思うのは、若手の離職による人材不足という問題を抱えているからです。

実際、厚生労働省の「新規学卒就職者の離職状況(令和2年3月卒業者)を公表します」によると、入社3年以内の新卒社会人の離職率は30%を超えています。

若手社員の人材不足が深刻になる状況では、第二新卒を積極的に採用したいと考えるのも納得できます。

第二新卒は就職に不利とは考えなくてもよいでしょう。

新しい仕事に対して意欲的

第二新卒のほとんどが20代前半〜中盤の若年層です。

新しい仕事に対して意欲的でポテンシャルの高い人が多いため、企業は採用を前向きに検討します。

そのため志望者側は前職の仕事選びの反省を生かし、次のキャリアプランを検討できていればさらに面接での印象が良くなるでしょう。

もちろん、企業も予算をかけて人材採用に取り組んでいるため、若い人材だからといって誰でも前向きに採用するとは限りません。

新卒から半年という短期間で退職をしたことに、少なからず懸念点を抱いています。

「なぜ新卒で入った会社を半年で辞めたのか」などの質問は、ほぼ間違いなくされるでしょう。

ネガティブな要素を覆せるような回答を考えるなど、面接での対策が必要です。

半年で退職した理由に一貫性があれば、企業は将来の可能性を見て採用を検討します。

そのため、採用担当者の要望に沿うよう、新しい仕事に深い興味を抱いたエピソードや具体的な行動などをアピールしましょう。

採用担当者の懸念点さえクリアになれば、内定確率はグッと上がるはずです。

優秀で見込みのある第二新卒を採用したいと思う企業は多いため、自分のキャリアプランや将来性を効果的にアピールすれば、転職できる可能性は十分あります。

仕事の飲み込みが早い

第二新卒は仕事の飲み込みが早いことも、採用されやすい理由の1つです。

前職でビジネスマナーなどの基本的なスキルは学びつつも専門的な実務経験が少ないので、第二新卒は新しい仕事を比較的スムーズに吸収しやすい強みがあります。

そのため、第二新卒は転職で不利だと思う必要はありません。

柔軟性のある人材だと新しい職場や仕事にも比較的スムーズに慣れるので、企業も積極的に採用を検討するでしょう。

反対に、前職での実績が豊富な転職経験者が問題を起こすケースもあります。

「前の職場では、仕事の進め方は〇〇でした。新しい職場の仕事のやり方は効率が悪い」など、以前のやり方を押しつけてなじもうとしません。

実績が豊富なことは評価されますが、あまりにも頑固だと新しい職場でなじめない現象が起こりえます。

第二新卒の場合は、実務経験がない分、素直に目の前の仕事に取り組めるので、前職のやり方を押しつけるリスクはあまりありません。

新しい職場に柔軟に対応できる第二新卒は、企業から求められる要素の1つと捉えてよいでしょう。

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新卒が半年で退職する4つの理由

新卒が半年で退職してしまう理由としては、主に以下の4つが挙げられます。

新卒が半年で退職してしまう理由

・社風や仕事内容が合わない

・残業や休日出勤が多い

・職場の人間関係が悪い

・給料や待遇が悪かった

これらの理由は、求人情報を閲覧している段階ではわからない内容です。

入社後に「実はこんなデメリットがあった」というケースは多く、入社前に抱いていたワクワクした気持ちとのギャップが生まれてしまうことも少なくありません。

それぞれの理由について、解説していきます。

社風や仕事内容が合わない

新卒で入社した会社の社風や仕事内容が合わないと感じて辞めてしまうケースは、多く見受けられます。

これはとくに、第一志望ではない企業へ入社した人や、大して企業研究をせずに入社を決めてしまった人に多くみられます。

入社前になんとなく想像していた社風が、入社してみたら実は真逆だったということも少なくありません。

例えば、入社前はフラットな環境で和気あいあいとした社風をイメージしていたものの、入社してみたら上下関係が厳しくも、各々が淡々と仕事をしている雰囲気だったなど。

求人情報だけでは職場の雰囲気を100%把握することができないため、このようなギャップを感じることはなかなか避けられないのです。

また、仕事内容についても入社前後で大きなギャップを感じる場合があります。

実際にやってみたら「思った以上に退屈だった」など感じる場合もあり、感覚的に合わないと思って辞めてしまう人もいます。

希望の仕事を持って入社しても、全く違う部署に配置されて退職に至ることも少なくありません。

新卒で入社しても、すぐに希望の仕事が行える人材はほとんどいませんが、理想と現実のギャップに苦しんでしまい、退職してしまうのです。

肌感覚で合わないと感じてしまうと、出社するのも億劫になってしまうので、「会社を辞めたい」という気持ちが多くなってしまうのでしょう。

残業や休日出勤が多い

定時で帰れる日がほとんどなく、残業続きや休日出勤が辛くなって退職に至るパターンもあります。

残業や休日出勤は学生時代にはなかった日常ですから、そのギャップに耐えられなくなる人も多いのです。

残業時間のボリュームは会社によって異なりますが、新人時代は慣れない業務に進捗が遅くなり、毎日終電帰りになってしまう人も少なくありません。

なお、ごく稀ですがサービス残業や法外な労働時間などが当たり前の会社も存在します。

このような場合は心身に不調をきたしてしまうこともあるので、退職してもやむを得ないと言えるでしょう。

また、職種によっては休日出勤が多いケースもあります。

たとえばエンジニア職として入社した場合、ユーザー側にトラブルが発生した時は休日でも出勤して対応することがあります。

休日出勤をした場合は平日に代休をとることもできますが、プライベートの予定が立てづらいのが難点です。

ワークライフバランス重視で働きたい人も増えているため、残業や休日出勤が多いと残業に至ることが多いです。

職場の人間関係が悪い

早期退職する人以外にも、会社を退職する人の離職理由のほとんどが人間関係です。

会社員として入社した以上、仕事は基本的には一人で行うことはありません。

役割を与えられた場合でも、同じ部署や他部署の人間と連携を取tたり、上司へ報告するなど人間関係が大事な場面はいくつもあります。

その際に人間関係が悪いと仕事が滞ってしまうなど、悪影響につながるケースも少なくありません。

どんな職場や組織であっても、必ずしも良好な人間関係に至らないことはあります。

会社にはさまざまなタイプの人が存在し、自分と意見や波長が合う人間もいれば、全く合わない人間もいるからです。

そのため自分が職場でどんな人間関係を築いていきたいのか、どのような姿勢で関わればスムーズな仕事につながるのかを考えて行動することが必要です。

転勤などがなく組織の流動化が少ない場合は人間関係が改善される可能性も少ないため、転職をして人間関係をガラッと変える人も多くいます。

給料や待遇が悪かった

実際の求人票に記載してある条件を確認したものの、税金や福利厚生などから「思ったよりも手取りで貰える金額が少ない」と感じて退職に至るケースもあります。

そう感じる原因の一つが、支給額に対して引かれる金額の大きさによるものです。

支給額が月額20万円だとしても、そこから税金や保険料などが引かれると、手取りで16万円程度になります。

また、福利厚生の面で確認が不十分だったことによりギャップを感じる場合もあります。

家賃補助があると思っていたら、実は会社指定のアパートにのみ適用されるなど、細かな条件を確認しなかったがゆえのパターンです。

給与は実力次第で上がっていくことも想定できますが、待遇までは一人の社員が変えられるものではありません。

長年働くことを想定したとき、少しでも疑念がある場合は早いうちに退職をした方が良いと考える人も多いようです。

新卒が半年で退職することによる5つのメリット

新卒が半年で退職することには、以下のようなメリットが挙げられます。

新卒が半年で退職することのメリット 

・第二新卒採用枠で就活ができる

・環境や気持ちがリセットされる

・時間を有効活用できる

・未経験の仕事を始めやすい

・市場における若さが圧倒的な武器になる

 

第二新卒は社会経験の浅い人がほとんどですが、未来ある若者であることがゆえに、たくさんのメリットがあるのです。

それぞれのメリットについて解説していきます。

第二新卒採用枠で就活ができる

冒頭でもお伝えした通り、第二新卒とは新卒から3年以内に退職をした人材を指します。

年齢で言うと、大卒の場合は25歳前後になるので、多くの企業が欲する年齢層です。

ポテンシャルが高く何事もアグレッシブに取り組める傾向を持つこの年齢層は、企業側も育成したいという意欲が高く、「第二新卒枠」で採用活動をしています。

第二新卒枠の場合、キャリアのある人材を求める中途採用とは違って、新卒同様の環境で成長することができます。

もちろん、業界未経験でもスキルがなくても歓迎しているところが大半で、自分のペースでキャリアアップすることができるでしょう。

なお、第二新卒を歓迎している企業を探すには、転職サイトなどで「第二新卒歓迎」「第二新卒OK」などのワードに注目して検索することをおすすめします。

第二新卒採用をしている企業は意外にも多いので、興味を持てる会社にいくつか出会えることでしょう。

環境や気持ちがリセットされる

就活を頑張った末に内定を獲得した会社ですから、退職を考えているということは何かしらの不満を抱えているということになるでしょう。

人間関係や仕事内容に不満があるなど、環境に対して精神的な辛さを感じて退職を決める人が大半です。

嫌な環境に長くいると、最悪の場合うつ病や適応障害など心身に支障をきたす可能性もゼロではありません。

こうした環境から早めに脱却することは、これまで抱えていた悩みが解決し、気持ちがリセットすることにつながります。

仕事は体が資本です。

環境と気持ちがリセットされれば思考も整理され、健康な状態で今後の動き方なども冷静に判断できます。

また、新たな仕事を始める時は気持ちがリフレッシュされ、仕事に対してのモチベーションが高い状態になります。

人は環境によって体調や精神状態が大きく影響されます。

あなたにとって良い環境で働くことができれば、スキルアップにもつながっていくでしょう。

退職によって環境や気持ちがリセットされ、モチベーション高く再スタートを切れることは、大きなメリットと言えます。

時間を有効活用できる

仕事を辞めたいと感じている状況で長く同じ環境にいることは得策ではありません。

気持ちがマイナスになることはもちろんのこと、成果につながらない、自身の成長につながらないなど、さまざまなデメリットにつながってしまいます。

仕事を辞めてから転職活動を始める人も多くいます。

また退職してから、転職活動を始めると時間を有効的に活用できるため、有意義なものになります。

大切な時間を無駄にすることなく、限られた時間を有効的に活用するためにはどうすればよいかを考えながら行動すると良いでしょう。

その際は、状況や思考を整理するために紙に書き出してみるなどすると有効です。

未経験の仕事を始めやすい

厳しい言い方をすれば、半年の社会人経験は転職活動においてはそこまで意味を成しません。

つまり、あなたは社会に出て何も成し遂げていない、成果を挙げていないという評価になります。

しかし、こうした状況はある意味チャンスでもあります。

なぜなら、何も成し遂げていないのと同時に、あなたのキャリアをまだ積み重なっていないからです。

学生時代に希望していた仕事があっていなくても、他にも仕事はたくさんあります。

半年間の中で興味のある仕事が出てきた人もいるでしょう。

第二新卒では、経験がないのが基本のため、未経験の仕事であっても始めやすいのが特徴です。

たとえば営業職として入社した会社を半年で退職しても、エンジニア職として次の仕事を始めるなどです。

社会人生活はこれまでの生活よりも、これからの生活の方が長いため、企業側も長期的な視点からあなたを見てくれます。

市場における若さが圧倒的な武器になる

新卒で入社した会社を半年で退職した場合、大卒であれば23歳前後と非常に若いです。

繰り返しになりますが、半年での退職は第二新卒扱いになるため、転職市場においても若手の人材を獲得したいと考える企業とマッチする可能性は非常に高いです。

また、第二新卒の採用はすでに一般的なため、採用を行う企業側にとってもノウハウが備わっているところが多くあります。

第二新卒は新卒入社する人材とほとんど違わないため、長く自社で働いてもらえれば、それだけ自社の利益に貢献してくれる可能性が高いということです。

転職市場において「若い」というメリットは、大きな武器になります。

企業側も長期的な視点から即戦力ではなく、ポテンシャルを見ていきたいと考えている企業は多くあります。

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新卒が半年で退職することによる3つのデメリット

新卒で入社した会社を半年で退職することには、もちろんデメリットもあります。

主なデメリットは、以下の3点です。

デメリット

・転職時に早期退職の懸念がされる

・転職時のアピールポイントが少ない

・待遇が悪くなる可能性もある

・ポテンシャル(潜在能力)で評価される

・失業保険が給付されない

せっかく入った会社をすぐに退職してしまうということに懸念を抱く採用担当者もいますし、転職したからといって今よりも良い環境に出会えるとは言い切れません。

また、失業保険給付の対象外だったりと、自分の生活に関するリスクも出てきます。

それぞれのデメリットについて解説していきます。

転職時に早期退職の懸念がされる

転職活動をしていく中で、次の応募企業に早期退職を懸念されてしまうことは、大きなデメリットです。

どのような理由があるにせよ、すでに半年で辞めてしまっている実績があるため、応募先の企業からマイナスイメージを抱かせてしまうのは仕方がありません。

また、第二新卒に積極的な企業が増えてきているとはいえ、新卒の人材と比較すると書類選考等に通過しにくいのが実情です。

それだけ早期退職に対するデメリットは大きいと言えます。

早期退職の懸念を払拭して転職を成功させるためには、綿密な対策や説得力のある志望動機など、新卒時以上の準備をして臨むことが必要です。

転職時のアピールポイントが少ない

新卒から半年では目ぼしい実務経験がないと判断されることがほとんどです。

営業職であれば、初受注をしたくらいの実績をアピールするのが精一杯というイメージです。

3年以上の社会人経験を持つ人材とは、アピールポイントに大きく乖離があることを、まず認識することが必要です。

しかし前章でも解説したように、企業側はあなたの実績を見て採用することはほとんどありません。

企業側もアピールポイントが少ないことはわかっているため、あなたのポテンシャルや仕事に対する熱意や意欲を見ていきます。

そのため転職時には、無理やり実績を作るのではなく、熱意や意欲をみせるような回答を作っていくことを意識していきましょう。

待遇が悪くなる可能性がある

現在の仕事を退職して転職しても、待遇が必ずしも好転するとは言えません。

給与が今よりも落ちてしまう、福利厚生の充実度が少なくなってしまうなど、待遇が悪くなる可能性があることも考慮しておきましょう。

半年で退職した場合、新卒でよほど専門的な職種に就いていなければ、待遇についての交渉もしにくいのが現実です。

待遇も良く、自分の希望する仕事に就けるのが一番ですが、自分がやりたい仕事であっても待遇が悪くなってしまう可能性があることを認識しておくことが大切です。

ポテンシャル(潜在能力)で評価される

第二新卒はポテンシャル(潜在能力)で評価されるケースが多く、採用のミスマッチが発生するリスクがあります。

第二新卒がポテンシャルで評価されるのは、アピールできる実績や実務経験が少ないからです。

実績やスキル、実務経験が豊富であれば、ある程度将来のキャリアプランや活躍の場を予想しやすいメリットがあります。

しかし、ポテンシャル採用は将来の可能性に賭けて採用します。

最悪の場合、入社した後にミスマッチが発覚し、再度転職してしまう可能性も。

採用のミスマッチを防ぐためには、後ほど解説する自己分析や企業研究をしっかりと行いましょう。

自ら描く将来像を明確にすれば採用担当者も判断しやすくなります。

これまでよりもさらに志望理由を明確にしましょう。

失業保険が給付されない

退職をした場合、失業保険が給付されることがあります。

失業保険とは、会社を退職してから一定期間経過後に給付してもらえる雇用保険の制度です。

自己都合退職なら退職から約3ヶ月、会社都合退職なら退職から20日後に給付対象となります。

給付額は月給の約6〜7割と意外にも多くもらえることがメリットですが、新卒から半年で退職をした人は対象外になる可能性があります。

なぜなら、失業保険は過去累計12ヶ月間労働をして雇用保険に加入していた実績を持つ人が対象だからです。

当然ながら、新卒から半年しか経っていない社会人は受け取ることができません。

新卒入社から半年でも退職すべき状況

半年で辞めるかどうか悩んでいるときに、あなたが以下のいずれかの状況であれば、すぐに辞めるべきだと言えます。

新卒入社から半年でも退職すべき状況

・心身に影響が出ている場合

・勤め先が法律を犯している場合

・他にやりたいことが見つかった場合

仕事の影響で心身に影響が出ている場合や勤務先の会社がグレーな環境である場合などのネガティブ要素が垣間見える場合は当然退職した方が良いでしょう。

そのほかにも、退職して新しい道に進むことでキャリアアップしたいなど、夢ができた場合もすぐにステップアップした方がおすすめです。

これらの理由について、それぞれ解説していきます。

心身に影響が出ている場合

すでに心身に影響が出ている場合は、すぐに仕事を辞め、休養することが大切です。

とくにうつ病や適応障害など、医者から何かしらの病名を言われた時は無理せずに退職して休みましょう。

すぐに辞めることが難しい場合は、休職をするのがおすすめです。

いずれにしろ、まずは休むことを念頭において行動してください。

人間は追い詰められてしまうと、もう少し頑張れると無理をしてしまいがちです。

無理が溜まっていくとストレスによる疲労によって身体が動かなくなってしまう、うつ病を発症してしまうなどが考えられます。

うつ病を発症してしまうと、仕事のみならず、日常生活を送ることも大変になってしまいます。

具体的には外に出たくない、買い物に行けない、ベッドの上で一日中過ごしてしまうなどです。

心に影響が出てしまうと、身体よりも回復に時間がかかってしまうケースが多いです。

新卒で入社してから、心身に影響が出ているなと感じている場合は、すぐに辞めて再スタートを切ることを考えてください。

勤め先が法律を犯している場合

現在の勤め先が法律を犯している場合は、速やかに辞めることが大切です。

たとえば残業を毎日行なっているにも関わらず、勤怠実績に反映されず、サービス残業になっているなどです。

昨今では働き方改革の影響から、違法な残業時間については、より強力に取り締まられることになりました。

また残業時間や給与に反映されていない以外にも、残業を強要されてしまっている状況も、すぐに辞めた方が良いでしょう。

他にもパワハラやセクハラが横行している場合も注意が必要です。

表に出ていないパワハラなども、今の時代は簡単に外に出ていく可能性があります。

社会的信用が落ちてしまうと、あなたが転職活動をする際に、関係ないにも関わらず志望先から怪訝な目で見られることが考えられます。

これまで挙げた事柄に関わらず、勤め先が法律を犯している場合は、すぐに辞めて転職活動をスタートさせてください。

他にやりたいことが見つかった

他にやりたいことが見つかった場合も、新卒入社後の半年で辞めて問題ないでしょう。

むしろ、夢が見つかったならそれに向かって挑戦すべきです。

やりたいことを成し遂げるために転職活動をしても、フレッシュな第二新卒として見てもらえるあなたは、企業側もそのポテンシャルの高さを評価してくれることでしょう。

ただし、キャリアプランを説明できる程度まで、やりたいことに対する考えを具現化しておかなければなりません。

なぜなら、面接では高確率でキャリアプランを聞かれるためです。

若ければ若いほど、キャリアの幅は無限大に広がっています。

採用担当者は、若いあなたにどのようなキャリアプランがあるのかを質問した上で、ポテンシャルの高さと入社意欲を測ります。

志望理由と将来のキャリアプランを明確に述べることができれば、採用される可能性も高いでしょう。

 

【新卒を半年で退職】辞める前に考えるべき3つのこと

新卒で入社した会社を半年で辞める際は、以下の3点について考えを明確にしておきましょう。

半年で辞める際に明確にすべきこと

半年で辞める際に明確にすべきこと

・次の会社で何をするべきか

・現職での配置換えなどの交渉

・現職での嫌いなことと好きなこと

なぜなら、いきおいで辞めて後になって後悔するリスクを避けるためです。

ここでは、辞める前に考えるべき3つのことを詳しく深掘りして解説します。

退職した後は、在籍していた会社に戻ることは困難であるため、事前に将来のことを明確にしておきましょう。

次の会社で何をするべきか

次の会社で何をすべきかよく考えておきましょう。

なぜなら、転職後のミスマッチを防げるからです。

新卒で入社した会社を辞めるということは、何らかのミスマッチがあったと言えます。

同じような間違いを防ぐためにも、次の会社でどのような仕事をしたいのか、どのような貢献がしたいのかをしっかり言語化しておきましょう。

行き当たりばったりで退職しても、いずれ自分自身と向き合わなければならないタイミングは訪れます。

最初に言語化しておかなければ、志望動機を書く際に手が止まってしまうでしょう。

すぐに今の職場を離れたい気持ちは十分理解できますが、先走らずに腰を据えて次のキャリアプランを考えておくことをおすすめします。

現職での配置換えなどの交渉

転職だけに選択肢を絞らず、現職で配置換えはできないか交渉してみましょう。

なぜなら、今の部署が合わないだけで、他の部署で自分に合う仕事が見つかる可能性があるからです。

人間関係が悪くて会社を辞めたい場合でも、配置換えで問題が解決する可能性もあります。

人事部に相談し、今いる会社で問題が解決できないか検討しましょう。

一方、会社全体としてブラックな働き方が横行していたり、配置換えの交渉が難しい場合は転職をおすすめします。

現職での嫌いなことと好きなこと

今の仕事で嫌いなことと好きなことを明確にしておきましょう。

なぜなら、自分に合う仕事を探すヒントになるからです。

たとえ半年で会社を辞めることになった場合でも、社会人生活で経験したことは大きな財産になります。

また、実際に社会に出て働いた経験をベースに今後の仕事を考えた方が、より正確に自分の好きなことや嫌いなことを理解できます。

「就活を終えたのに、また自己分析と似たようなことをしなければならないのか」と思う方もいるかもしれません。

しかし、学生時代の自己分析と入社後の自己分析は、また考え方やものの見方が変わっているはずです。

今の仕事が嫌いだから転職するのであれば、なぜ嫌いなのか、具体的にどのような仕事をしているときに嫌いと感じたのかをしっかり考えておきましょう。

仕事選びのヒントが見つけられるでしょう。

嫌いなことが明確になれば、自分が好きな働き方も明確になる可能性もあります。

例えば、ルーティン業務が苦手なのであれば、新しいことにチャレンジすることが得意かもしれません。

ルーティン業務が苦手な人は、次の仕事は営業で数字を伸ばしたり、企画の仕事で新しいサービスを生み出す仕事に目を向けるなどの案が考えられます。

一方、営業の仕事に就いてみたものの、お客様との商談や数字の責任に対してプレッシャーを感じる人もいるのではないでしょうか。

営業の仕事でプレッシャーを感じてしまう人は、営業をサポートする営業事務や経理などの仕事に目を向けると可能性が広がるかもしれません。

短期間とはいえ、社会人生活を経験したことは揺るがない事実です。

社会人生活を送る中で自分が何を嫌と感じ、どのような仕事であれば好きと感じるのかをしっかり考えましょう。

新卒が半年で転職する際の3つのポイント

半年で退職した後に、ほとんどの人は転職活動を行います。

繰り返しになりますが、半年で退職したことによるメリットもあれば、デメリットもあるため、自分が置かれている状況をきちんと認識して活動していくことが大切です。

具体的には、以下の4つのポイントを意識して活動していくと良いでしょう。

ポイント

・退職理由は前向きにする

・スキルよりもやる気や熱意を見せる

・転職の目的を明確にする

・転職先を決めてから退職する

それぞれのポイントについて解説していきます。

退職理由は前向きにする

半年で退職してしまったという事実は、転職面接において頻繁に質問されます。

企業側にとっても入社してすぐに辞められてしまうと困るため、理由は明確にしておきたいという意図があります。

半年で退職する理由は前章でも解説したようにさまざまです。

人間関係が理由の人もいれば、残業時間が理由の人もいるでしょう。

退職理由を聞かれた際に大切なことは、不満の内容をそのまま伝えないということです。

不平不満をそのまま伝えてしまうと、ネガティブな印象を与えてしまうのはもちろんのこと、愚痴のように聞こえてしまい、面接官の心象も悪くなってしまいます。

そのため退職理由を回答する際は、どのようなことが大変だったのか、その大変なことから何を学び、今度はどのようにしていきたいかという前向きな視点から考えていくと良いでしょう。

志望理由とセットにして伝えると、説得力も増すため、合わせて考えてみてください。

スキルよりもやる気や熱意を見せる

第二新卒では、スキルを持っていない状況がほとんどです。

他の志望者とスキルで違いを見せるとしたら、学生時代に取得した資格などになります。

そのためほとんどの人がフラットな状態で、転職活動を行うことになります。

企業側も第二新卒に特別なスキルは求めていません。

見ていきたいのは、志望者の持つポテンシャルや、仕事に対するやる気や熱意です。

つまり志望者の姿勢を一番重要視していることになります。

そのため転職面接では、これから志望先でどのような貢献ができるかなど未来志向をアピールすると良いでしょう。

その際は、具体的に述べていくことが大切です。

たとえば〇〇というスキルを取得して、御社の〇〇という事業に貢献していきたいと考えているなどです。

これまでの経験から、なぜそのような考えに至ったのかまで合わせて伝えられるとより良いでしょう。

転職の目的を明確にする

面接官に良い印象を持ってもらうためには、転職の目的を明確にすることが大切です。

半年で退職した理由はもちろんのこと、なぜ志望先でなければダメなのかまで伝えることが大切です。

やりたい仕事があるのであれば、なぜその仕事は志望先の企業でなければいけないかまで、きちんと落とし込むことが重要です。

そのためには、入念な企業研究と自己分析が欠かせません。

この後に紹介する転職サイトや転職エージェントなどをフル活用して、後悔をしない転職活動を行なっていくことが大切になります。

なぜ自分は転職するのか、不満に感じた点をどのように昇華して、どのように活かしていきたいのかまで、具体的に目的を明確にしていきましょう。

転職先を決めてから退職する

転職先が決まってから退職をした方が、何かと好都合です。

例えば、空白期間ができないことで転職活動が有利になります。

今の会社を辞めてから転職活動をした場合、履歴書に空白期間ができてしまいます。

空白期間はいわゆる「無職期間」ということになるので、この期間が長引けば長引くほど、転職希望先の企業から懸念される可能性があるでしょう。

一方、今の会社に在籍しながら転職活動をすれば空白期間は生じないので、転職希望先の企業から疑われる可能性はなくなります。

また、空白期間ができてしまうと、その間の生活費も不安定です。

期間を空けずに転職をすれば金銭的な余裕を維持するメリットもあるので、転職先を決めてから退職するようにしましょう。

【新卒を半年で退職】転職活動の進め方

ここでは、転職活動の進め方について解説します。

具体的には、以下の3ステップです。

転職活動の進め方の3ステップ

転職活動の進め方の3ステップ

1.自己分析と企業研究を再度行う

2.退職理由に関する質問の対策を行う

3.新卒時代とは異なる動き方をする

就活で経験したことも一部登場しますが、過去と同じことを繰り返さず、社会人経験を踏まえてより磨きのかかった転職活動を行いましょう。

1.自己分析と企業研究を再度行う

新卒での就活で取り組んだ人も多いと思いますが、転職活動でも自己分析と企業研究を再度行うことをおすすめします。

自己分析で見つかる自分の価値や強みは、学生時代と異なっている可能性があります。

企業研究は、社会に出た今だからこそ新たな視点で捉えることができるでしょう。

第二新卒の場合、新卒で入社した会社でミスマッチが発覚した経験があるため、仕事選びの基準が変わっている可能性があります。

ほんの少しでも社会人として働いた経験は、より深い自己分析と企業研究を可能にするでしょう。

 

2.退職理由に関する質問の対策を行う

次に、退職理由に関する質問の対策をしましょう。

なぜなら、退職理由の説明は企業が重視する項目だからです。

退職理由に関する質問の対策ができていない場合、回答がしどろもどろになったり、明確な回答ができなかったりして面接官に与える印象が悪くなってしまいます。

第二新卒の採用では頻繁に聞かれる質問なので、しっかりと対策しましょう。

できるだけネガティブな表現を避け、次のキャリアを見据えているのを伝える必要があります。

「仕事が合わなかった」や「上司と合わなかった」などの理由は避けましょう。

「自分の得意分野を伸ばしたい」「より魅力を感じる仕事が見つかった」などのポジティブな理由と将来のキャリアプランを用意すれば面接官に好印象を与えられます。

ぜひ実践してください。

3.新卒時代とは異なる動き方をする

新卒時代とは異なる動き方をするようにしましょう。

なぜなら、第二新卒は中途採用枠として転職活動をしなければならないからです。

学生時代の就職活動であれば、学校で企業が説明会を開いてくれたり、インターンシップや合同説明会に参加できたりとさまざまな選択肢がありました。

しかし、第二新卒として転職活動をする場合は、自ら転職エージェントに依頼して活動しなければなりません。

周囲のサポートは学生時代よりも減り、自ら動く必要があります。

一方、一人で転職活動をするのは不安という人も多いと思うので、転職エージェントに相談して自己分析や業界研究、面接対策のサポートを受けましょう。

【新卒を半年で退職】第二新卒の志望動機例文

ここでは、第二新卒の志望動機例文を紹介します。

同職種へ転職する場合と、異業種へ転職する場合の2パターンを解説するので、内容を参考にして自身の志望動機作成に役立ててください。

同職種への転職の場合

サプリメントの営業→宅配弁当の法人営業

学生時代から、体を鍛えることが好きで次第に健康に興味を持つようになり、健康サプリメントを販売する現職に就いております。

しかし、サプリメントの摂取による健康は、あくまで栄養のある食事が前提という考え方に変わり、転職を決意しました。

貴社では、国産の素材にこだわるだけでなく、保存料も不使用でなおかつPFCバランスも考え抜かれたメニューの宅配弁当を販売しています。

栄養価の高い食事が実現でき、さらにダイエットにもてきしている商品に感銘を受け、応募いたしました。

サプリメントの営業経験を積む中で、栄養成分に関する知識を深めましたので、お客様にお弁当の食事による健康効果を詳しく説明できると考えております。

栄養成分に関する知識をこれからも深めつつ、将来的にはより栄養価の高い新商品開発に携わり、お客様の健康に貢献する心づもりです。

人の健康に携わりたいという動機を深掘りして次の職種の志望理由につなげています。

また、サプリメントの営業経験で培った健康や栄養に関する知識をベースに、営業として貢献できる姿が描かれているため、一貫性のある人物だと感じてもらえるでしょう。

異業種への転職の場合

ウェブマーケター→営業 

現職では、ウェブマーケターとしてECサイトの更新やメルマガ配信を担当しております。

しかし、お客様の声を直に聞いて役に立つ商品を開発できるようになりたいという思いが強くなり、転職を決意しました。

貴社は、未経験でも営業に挑戦でき、さらに営業が商品開発にも携わっていると伺ったため、応募いたしました。

また、貴社の経営理念である「お客様第一主義」に共感もしています。

特にお客様第一主義が徹底されているなと感じたことが顧客データの全社活用です。

営業チームが積極的にニーズ探索と提案を行い、顧客管理データに商談記録を貯めていきます。

通常であれば、後任担当者への引き継ぎや営業チーム内での顧客分析のみに使われている場合がほとんどです。

しかし、貴社では顧客データをニーズカードとして分類し、商品開発チームに共有して今すぐニーズを満たす商品を開発することに使われています。

結果として、お客様に喜ばれる商品が矢継ぎ早にできて営業も商談機会が生まれ、売上に貢献する好循環が築かれていると感じました。

営業経験はありませんが、ウェブマーケターとしてキャッチコピーを考えるスキルや、セールスライティングを身に付けました。

これらのスキルを営業のセールストークに生かして活躍できると考えております。

 

ウェブマーケターから営業へ転職するパターンの志望動機です。

営業として活躍したいという思いだけでなく、営業のキャリアから商品開発に携わるまでのプロセスやイメージが分かりやすく共有されているため、採用担当者に好印象を与えられるでしょう。

転職活動をする際に活用したいサービス

実際に転職活動を行なっていく際には、以下の3つのサービスをフル活用していくことがおすすめです。

転職活動で使うべきサービス

・転職サイト

・スカウトサービス

・エージェントサービス

それぞれのサービスについて解説していきます。

転職サイト

転職サイトとは企業が求人情報の掲載を依頼し、網羅的に紹介しているサイトのことです。

代表的な転職サイトの例を挙げると、リクルート社の「リクナビNEXT」やマイナビ社の「マイナビ転職」などです。

転職サイトのメリットは、膨大な数の求人案件を一覧で見られるという点です。

業界別や業種別、地域別など絞って検索することもできるため、自分のやりたい仕事や地域に絞って検索できます。

また、転職サイトでの応募受付は24時間行なっているため、スキマ時間に閲覧してエントリーを行うなど利便性が高いのも嬉しい点です。

複数社の求人情報を見ながら、自分の優先したい条件はどちらが満たしているかなど比較も容易です。

転職サイトを利用した転職活動は、基本的に一人で全て行います。

企業の検索からエントリー、面談日程の調整までを行うので、効率的に活動を進められるように配慮しておくことが必要になります。

もし段取りに少しでも不安がある方は、転職エージェントなど属人的なサポートがあるサービスを利用した方が良いでしょう。

スカウトサービス

スカウトサービスとは、自分の経歴を登録し、企業側があなたの経歴を見て面談のオファーなどを行うサービスのことです。

スキルや経験などの強みを持っていれば、良い条件のオファーが来ることもあります。

さらに企業側があなたの経歴を見て興味を持っているため、入社後のミスマッチが起こりにくいのもメリットです。

さらに登録しておけば、あとはスカウトが来るのを待つだけなので、時間がない人でも効果的に転職活動を進められます。

一方で第二新卒の場合は、熱意や意欲を見せることが大切です。

スカウトサービスに登録する際には、熱意や意欲が伝わるような書き方をする必要があります。

自己PR欄などはアピールの場になるため、なんども読み返して熱意が伝わるかを確認していくことも大切です。

エージェントサービス

効率的に転職活動を行う上で最もおすすめなのが、転職エージェントを利用する方法です。

転職エージェントとは、専門的なスキルを持ったキャリアアドバイザーからのアドバイスを受けながら転職活動ができる人材紹介サービスのことです。

転職エージェントに登録をしたら、まずはキャリアアドバイザーとの面談からスタートします。

希望条件や自分のスキル、やりたいことなどを個別に相談し、あなたに合う企業を紹介してくれます。

キャリアアドバイザーは、過去に数え切れないくらいの転職を見届けてきたプロフェッショナルなため、あなたに合う企業やマッチングを効果的に教えてくれます。

また、職務経歴書の添削や模擬面談などのサービスを実施している転職エージェントも少なくありません。

あなたが転職を成功させるまで、二人三脚でサポートしてくれるのは大きな魅力です。

他にも面談日程の調整や面談の傾向なども教えてくれるため、効率的に転職活動したいという人にはおすすめのサービスです。

まとめ

新卒で入社した会社を半年で退職してしまう人は少なくありません。

半年で退職することは、転職活動において志望先に早期退職の懸念を与えてしまうことは仕方ないと言えます。

しかし大切なことは熱意や意欲を見せることなので、きちんと整理して転職活動を進めていくことです。

半年で退職しても、その後のキャリアで成功を収めている人は多くいます。

ぜひ、本記事を参考に自分がどのように動いていくのが良いか考えてみてください。

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