営業職に向いている女性の特徴!向き不向きから気をつけるべきポイントまでを解説
営業職と聞くと男性社会のイメージが強く、とても女性が入り込めない職種だと思っている方は多いです。
たしかに営業職の性別的な割合は男性のほうが多い傾向にありますが、実は女性のほうが営業職に向いていると考えられる点が多く存在し、あらゆる業界で女性営業が活躍しています。
むしろ男性よりも女性に向いているという考えもあり、営業職に興味がある女性はぜひチャレンジしていただきたいです。
今回は、なぜ営業に向いている女性が向いているのかや、女性が営業職として転職をするコツなどをご紹介していきます。
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高校卒業後、某大手靴販売店にて靴・アパレルの販売を経験。 3年間働き、アメリカへ語学留学。2年目に現地のカレッジに入学し、経営学とマーケティングを専攻。 1年後に興味のあったスペイン語を学びに、南米コロンビアに10ヶ月間留学。 帰国後、エージェントからの紹介で2017年3月に不動産ベンチャーに入社。 投資用のアパート、マンションの買取再販の営業やいくつかの新規事業の立ち上げに携わり、2018年の5月より開始した人材紹介事業が軌道に乗り、法人化するタイミングで転籍。 その後、大阪支社の責任者として大阪へ赴任して支社の立ち上げに従事し、2020年7月末で退職。 2020年8月に株式会社Revengersを設立。これまで約3000人以上の方のキャリア相談に乗る。
営業に向いている人に女性が多い理由
女性には、営業に活かせる強みがいくつもあると言われています。
なぜなら、女性は男性とは違った性格や頭の使い方が違うという生物学的観点からの強みがあるからです。
それが次の5つです。
女性ならではの強み
・細かいヒアリングが得意
・警戒されにくい
・女性ならではの視点で提案ができる
・相手の印象に残りやすい
・気配りが上手
この5つの傾向について詳しくご紹介します。
細かいヒアリングが得意
売れる営業に共通している点は「ヒアリング力に長けている」という点です。
女性はヒアリング力と共感力に長けている傾向にあり、その性格を営業に活かすことができます。
多くの人は「できる営業」と聞いて、巧みなセールストークで商品を売りさばくような人物像がイメージされるかと思います。
しかし、実際の営業職は必ずしもこのイメージと合致するわけではありません。
そもそも営業とは相手の悩みを聞いて、それに対する解決策を提案する仕事です。
そのため、できる営業ほど自分が話す割合より相手が話している割合のほうを多くして、「聞き上手」の姿勢で営業しているのです。
そして、ただ聞くだけでなく、顧客が抱えている悩みや問題点に相手の立場になって寄り添う提案をします。
相手のニーズをしっかり受け止めた上で共感し、その上で精度の高い提案をすることがトップ営業の提案プロセスです。
警戒されにくい
女性は、営業として顧客の信頼を得やすい傾向にあります。
飛び込み営業では物腰柔らかい女性営業だと受け入れてくれることが多いですし、電話営業でも女性ならではの柔らかい声に警戒されにくいのです。
商談の場でも相手が緊張せずにフランクに話してくれる傾向にあるので、思わぬニーズを掘り出せることもあります。
また、信頼できる営業だと顧客が認識すれば、少々気難しい性格の方でも心を開いてくれるようになり、悩みや課題を解決に導く提案がしやすくなります。
女性ならではの視点で提案ができる
柔軟性があり、広い視野で物事を見ることができる女性は、男性営業とは違った視点で提案ができる傾向にあります。
相手の細かいニーズに気づきやすい女性ならではの強みを武器に提案ができるのです。
また、とくに不動産や美容系商材の営業では女性のお客様が多いので、同性だからこそ分かる観点で相手のニーズをとらえることができます。
女性同士であればお客様からも共感されやすいですし、信頼を得るまでが早いのです。
相手の印象に残りやすい
営業の世界はまだまだ男性が多いからこそ、「営業=男性」というイメージが強く、女性営業だと相手の印象に残りやすい傾向にあります。
営業の仕事は相手に強く認識をしてもらうことが重要なので、初めてお客様にお会いしてから担当認識してもらえるまでが早いのです。
また、顧客が男性の場合「いい顔をしたい」という気持ちが芽生えて、予算をたくさん使ってくれる傾向にもあります。
商材にもよりますが、大型受注が決まりやすいことも女性営業の特徴です。
気配りが上手
女性ならではの気配り上手な点も、営業としての強みになります。
顧客と話をする中で、わずかな表情や発言の変化を察知し、不安に思っている点など聞くことができれば、顧客に寄り添った提案をすることができます。
顧客の性格や特徴に合わせた気配りができると、営業としての信頼感や安心感も増していくでしょう。
また、気配り上手な女性はチームセリングにも向いている傾向にあります。
メンバー同士で気配りをしながら動くことができれば生産性の高い仕事をすることができますし、マネジメントをする際にも後輩の悩みに即座に気づいてフォローをすることができます。
営業に向いている女性の特徴6選
ここまでの説明で、女性と営業職の関係性について理解が深まったかと思います。
しかし、女性だったら誰もが営業に向いているわけではありません。
そんな女性のなかでもどんな方が特に営業職向きな方の特徴は、次の6つのいずれかに当てはまる方です。
営業職向きな女性の特徴
・聞き上手な人
・人当たりが良い人
・論理的な人
・自己管理ができる人
・競争心が強い人
・学び続けることが好きな人
この6つのタイプについて、具体的な特徴をご説明していきます。
なお、ご自身がどういうタイプに当てはまるか思い浮かばない方は、自己分析をして自分の強みや性格的な思考を診断してみてください。
聞き上手な人
営業で活躍して、好成績をおさめている人に特徴しているのは聞き上手であることです。
営業に大事なのは巧みなセールストークではなく、
顧客が自分でも気づけていないような問題点や悩みを引き出すヒアリング力にあります。
相手の話を聞かずに、商品の魅力ばかりを語っているだけでは売れるものも売れないのです。
できる営業ほど、自分が話している時間よりも相手の話を聞いている時間の割合が多く、聞き上手でいることが必要になります。
顧客との信頼関係を築き、悩みを素直に打ち明けてくれるような関係性を築くためには、聞き上手であることが重要なのです。
いつも自分の話をしてばかりの方よりは、相手の話に耳を傾けて寄り添えるような方が営業職には向いています。
人当たりがいい人
人当たりがいいというのも営業職に向いている方の特徴の1つです。
新規開拓で飛び込みの営業をするような場合は、第一印象やその人物の雰囲気だけで判断されてしまうことも多く、
そんな場合は愛想が悪いと損をするばかりでしょう。
しっかり元気でハキハキと挨拶ができて、愛想がよく、人当たりもよい方なら
とりあえず話だけでも聞いてみようかとなるものです。
話を聞いてもらえる=営業チャンスなので、こうした親しみやすさは営業職の場合仕事の成果に直結します。
そのため、普段から愛想がよく親しみやすいと言われる方は営業職に向いています。
また、新規開拓だけでなくルート営業などの顧客との長期的な関係維持においても人当たりのよさは重要です。
人当たりのよさは、営業チャンスや信頼関係の構築に直結します。
適性がある方はぜひ営業職でチャレンジしてみてください。
論理的な人
論理的な思考はロジカルシンキングとも呼ばれ、どんな仕事を進めるうえでも重要な考え方です。
ロジカルシンキングは、たとえば「Aという根拠があるからBと考えられて、Cという結論に至る」というように
物事を論理に基づいて考える思考法です。
このように論理に基づいて思考し話すことで、相手に自分の考えを的確に理解してもらえます。
営業職では相手が抱えている悩みや問題点を聞き出したら、それに対する解決策を提示しなければなりません。
そうやって考えを伝える際に、論理に基づいて説明することで相手を納得させ、契約に結びつけられます。
法人営業などのお金が判断基準になる商談では、特にこの論理的思考力やそれに基づいた説得力が求められます。
自己管理ができる人
営業はときにはチームワークが必要になりますが、基本的に自分1人で仕事をする時間が多いです。
飛び込みで新規開拓をしてからその取引先を任せられるようになると、自分で直接顧客とスケジュールを組んで仕事に取り組むようになります。
自分1人で都合をつけなければいけないため、移動時間を考慮したり仕事を詰め込みすぎないように注意して自己管理しなければいけません。
また、特に女性は体の性質上、時期によっては体調を崩しやすい人もいることでしょう。
そのため、仕事と休息のメリハリをつけて自分の体調やスケジュールを管理し、仕事と両立できるような自己管理能力が求められるのです。
このように、日ごろからしっかりと自己管理できるような能力をもった人は営業職に向いています。
競争心が強い人
当たり前ですが、営業職にはノルマや目標がつきもので、常にライバルがいる状態で戦っています。
競合他社の営業と競うことも多いですし、同じ部署内や他事業所対抗でどれだけ成果をあげられているかを順位づけされることもあるでしょう。
そんなとき、「ライバルに勝とう」「一番になろう」とやる気を出せるような競争心がある方は営業職に向いています。
営業という職種は、数字を追い求めて奮闘できる方が活躍できる場所です。
特に野心もなく、のんびり仕事をしていたいという方にはあまり向いていないかもしれません。
部署で1番になっていい成績を残したいという思いで働ける方は、男女にかかわらず向いています。
学び続けることが好きな人
営業は扱っている商材の専門的な知識を持っているよりも、日々めまぐるしく変わる世の中についていける能力が必要です。
扱っている分野に影響する業界について調べることで、よりグリップ力の強い商談をすることができますし、顧客から継続的に信頼される傾向にあります。
そのためには常にニュースや新聞を読んだりして学び続けることが必要です。
どれだけ売れているトップ営業でさえ学び続けることは止めません。
トップで居続けるためにも世の中の変遷についていくことが重要なのです。
営業に向いていない女性の特徴3選
続いては営業職に向いていない人の特徴についてのご説明です。
それは主に3つあります。
営業職に向いていない人の特徴
・他人からの評価を気にしない人
・プレッシャーに耐えられない人
・臨機応変な対応ができない人
営業職はストレスを抱えやすい仕事でもありますから、ある意味楽観的でストレス耐性のある人でないと務まりません。
さらに、イレギュラーな対応もこなせないと業務効率が下がってしまいます。
この3つのタイプの人の特徴について、具体的にご説明します。
他人からの評価を気にしてしまう
どんな仕事でも言えることですが、仕事の成果や勤務態度に応じて他人から評価されます。
女性の営業社員は徐々に多くなってきていますが、いまだに男性比率のほうが圧倒的に多いです。
そんな環境でよい成績を出せずにいると、男性と比較して評価をするような人がいないとも限りません。
実際はそんな周りの評価は聞き流してしまえばよいのですが、そうできずに精神的に追い込まれてしまう方も多いでしょう。
したがって、他人の目や評価が気になってしまう方は営業職には向いていないかもしれません。
自分の価値観で仕事を続けられる精神力のある方や、そもそも他人の評価が気にならないという図太さがある方は、
営業職でもあまりストレスを抱えずに働き続けられるでしょう。
プレッシャーに耐えられない
営業職には部署としての目標と、それに対する1人当たりのノルマや目標を課せられることがほとんどです。
目標に達していないまま期限が近づくと、それをプレッシャーに感じて辛くなる方も多いでしょう。
精神的に落ち込んでしまうだけでなく、体調を崩してしまうほど追い込まれてしまう人もいるので、
極端にノルマや目標に対する嫌悪感がある人もいます。
そのため、こういった数字に対するプレッシャーを感じやすい方は、営業職には向いていないです。
しかし、こういったプレッシャーに対してあまり抵抗がない人にとっては、
評価に応じて昇給もしていくため理想的な職場環境かもしれません。
自分に自信があって、プレッシャーをものともしない方にはおすすめできます。
臨機応変な対応ができない
営業という仕事は1人で複数の顧客とやり取りをしていく仕事です。
各顧客によって求められることが異なれば、悩みや問題点も異なります。
そのため、顧客ごとに提案の仕方や商談の流れを適切に変えていく必要があるのです。
毎日決まったことを繰り返していればよい仕事ではないため、仕事の取り組み方にも工夫が必要になってきます。
顧客との会話のなかからそのヒントを見つけ出して、シチュエーションごとに適切な対応をし続ける必要があります。
また、想定外の出来事に対処しなければならない場面も多く出てくるでしょう。
そんなとき、パニックにならず、アドリブをきかせて臨機応変な対応ができる能力も重要です。
単純作業にはならないので仕事に飽きることも少ないですが、そういった応用力に自信がない場合はおすすめできません。
営業向きの女性が転職活動で気をつけたいこと
女性が営業職の転職活動をする際にみておきたいことは次の2つです。
女性が営業職で転職する際に注目するべきこと
・女性が働きやすいかどうか
・ロースモデルがない職場も多い
ワークライフバランスを重視して働くことができるかどうかは、これから結婚や出産を控えている女性にとって重要な指標ですし、ロールモデルがいるかどうかで仕事のしやすさも変わります。
そうした会社側のフォロー体制が整っているかなども事前にチェックが必要です。
この2つのポイントについて、具体的にご紹介していきます。
女性が働きやすい職場かどうか
ご自身の将来設計に結婚や出産がある方は、女性が働きやすい福利厚生が整っているかを確認しておくと良いでしょう。
同じ営業職でも文化や雰囲気は会社や業界によってさまざまです。
産休や育休はもちろん、子どもができたときに子育てと両立しやすい環境かどうかは重要です。
なお、女性が働きやすい職場の特徴としてみておきたいポイントは次の4つです。
1.子育て中の女性営業が活躍している
2.子育てや出産に関する福利厚生が整っている
3.女性比率が多い
4.生理休暇など女性に嬉しい休日が完備されている
この4つが揃っている会社は女性に優しい社風であることが多く、自然と女性社員が多い傾向にあります。
ロールモデルのない職場も多い
男性営業が多い職場では、女性営業のロールモデルがいないことも想定されます。
営業経験者の場合はロールモデルがいなくても不安がないことが多いですが、未経験者の場合は目標とする先輩営業がいた方がモチベーションが上がる傾向にあります。
もちろん、男性営業の先輩をロールモデルとしても良いですが、女性と男性では体調やメンタルの負担が違うので、悩んだときに相談に乗ってくれる同性の先輩がいた方が安心でしょう。
なお、管理職に女性がいる会社は女性営業としての成功事例があることが多いので、目指すべき姿に向けたプロセスがわかりやすい傾向にあります。
ロールモデルがいた方が安心という方は、女性管理職が活躍している会社かどうかもみておくと良いでしょう。
【女性営業】女性の営業職が多い業界
では、女性の営業職が多いのは、いったいどのような業界なのでしょうか?
女性が多い業界に共通している特徴として、「ライフステージに合わせて働きやすい制度が整っている」「体力に見合った仕事内容になっている」などが挙げられます。
女性の営業職が多い業界は、女性が長く働きやすい環境が整っている場合も多いので、ぜひ業界選びの参考にしてみてください。
福祉・医療系
福祉・医療系は、福利厚生が良く働きやすいため、女性が多い業界です。
具体的には、保育・介護・医療業界などが挙げられます。
福祉・医療系の現場には女性のスタッフも多く、また顧客が女性である場合も珍しくありません。
そのため、女性の営業を積極的に募集している企業も多くあります。
「育児休暇を取りたい」「子育てをしながら働き続けたい」といった希望がある方は、福利厚生の観点から福祉・医療系の営業職を検討してみるのもおすすめです。
人材系
人材業界は、求人広告/人材紹介/人材派遣の3つの業態に分類されます。
いずれも「採用したい」という法人の顧客に対し、人材採用ができるようにサポートをする仕事です。
求人広告は広告掲載をすることで採用活動をサポートし、人材紹介はエージェントとして求職者のマッチングを図り、人事派遣は短期・長期で人材が欲しい顧客に派遣社員を斡旋する仕事です。
ソリューション型の営業になるので、一社の顧客と長くお付き合いすることが大半です。
また、顧客の業種が幅広いため、どんなタイプの方でも対応できる柔軟性とコミュニケーション能力のある女性に向いています。
IT系
IT業界では、クラウドサービスやITシステムを提案する営業が活躍しています。
IT企業は難しいというイメージを持たれがちですが、これらの営業をするためには、ITの知識など専門スキルは必要ありません。
必要なスキルは課題解決力です。
自社で提案しているITサービスを導入することで、顧客の業務生産性を上げることが提案のゴールです。
そのためには、ヒアリング力と細かなニーズに気づける力が必要です。
営業向きの女性が転職を成功させる方法
女性が営業職に転職をする方法は様々ですが、働きやすい職場環境や自分に合った環境をみて判断するためには、転職エージェント経由で求人紹介をしてもらうことをおすすめします。
これから転職を検討している女性の中には、結婚や出産などのライフイベントを将来設計に入れている人も多いでしょう。
その場合、職場環境は細かくみておいた方が良いですし、子育て中の女性がストレスなく活躍できている環境を選ぶべきです。
ただし、転職サイトだけだと細かいところまではわかりません。
企業と転職活動者の橋渡し役である転職エージェントに依頼をすればそこがクリアになるので、本当に自分に合った環境の会社を見つけられる確率がアップします。
まとめ
今回は営業職を志望するか迷っている女性の就活生に向けて、営業職の実体やどんな方に向いているかなどをご紹介しました。
男性ばかりが活躍しているイメージの強い職種ですが、実は女性に向いているポイントがいくつもあり、
実際に女性で活躍している営業職の方も多いです。
さらに給与面に関しても男女の差はあまりないので、女性でも十分稼ぐことができる職種だとわかりました。
ただし、会社ごとに文化や福利厚生は異なるので事前に調べて、
必要ならば会社説明会や面接のときに思い切って質問してみましょう。
女性でも働きやすい職場を選んで就活に臨んでください。
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